ボディ・チューニング・レッスン(4)左脳的時間、右脳的時間。 | おのころ心平オフィシャルブログ「ココロとカラダの交差点」Powered by Ameba

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病とその人の背景に潜むココロとカラダの繋がりを、西洋・東洋医学・科学・物理など様々な角度より検証し病気の“本当の原因”を探ります。

おはようございます。

おのころ心平です。


昨日、「時の俯瞰力 」についてお話しましたが、

今日も引き続き、時間とのつきあい方について。


***


僕らは往々にして、

時間の概念を「脳の左側」で処理しています。


左脳は、論理的な脳と言われます。

言語中枢や計算機能を担っており、

また、「積み重ね思考」を担当しています。


これまでの知識をもとに、

過去、現在、未来へと続く時間の流れを

一定の方向として認識します。

いわば、常識的な脳です。


一方で、時間の捉え方には、

右脳的な処理もあります。


右脳は、直観脳、情動脳、イメージ脳、

そして、「飛躍的思考」をします。


過去、現在、未来がごちゃませになるような

非常識な思考を、僕らは右脳を通じてできるのです。


***


ゾウの時間ネズミの時間』という本で知られる


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生物学者の本川達雄先生は、


「哺乳類の心臓は、一生の間に15億回打つという計算になる」


と述べています。


心臓が1回ドキンと打つ時間を「心周期」と呼びますが、

ヒトの場合はおよそ「1秒」です。


ところが、ハツカネズミなどはものすごく速くて

1分間に600回から700回。

1回のドキンに「0.1秒」しかかかりません。


ちなみに、ネコで「0.3秒」、ウマで「2秒」、

そしてゾウでは「3秒」かかるそうです。


ハツカネズミの寿命は2~3年、

インドゾウは70年近く生きるといいますから、

ゾウはネズミよりずっと長生きなのですが、


心拍数を時間の単位として考えるなら、

ゾウもネズミもまったく同じ長さだけ

生きていることになるのです。


***


本川先生の説によると、

生物学的に見るゾウとネズミの時間には、

その流れ方に18倍もの差があるそうです。


はい。


みなさん、ここで

18倍スピードの違うビデオ映像を想像してみましょう。


ネズミから見ると、ゾウはほとんど動かない、

そのへんの木となんら変わらない存在ですね。


逆にゾウからネズミを見ると、

ひゅっと現れてはひゅっと消える、

まさにUFOみたいな存在です。


お互い、まさか同じ哺乳類だなんて

思いもよらないでしょうね。


***


ところが、人間は、

時間を想像の中で体験できるという

優れた能力を持っています。


想像的時間は、「楽しい時は早く流れる」とか

「熱中すると時間を忘れる」などと言うように、

僕ら自身、よく体験していることです。


物理的な「時計の時間」は左脳的時間の処理で生じ、

想像的時間というのは右脳的時間の処理で生じる。


僕は、右脳で行なう「想像的な時間」こそが、


これまでの積み重ねの思い込み呪縛から、

過去のトラウマ的記憶から、

そして、病気や症状の記憶の連続という束縛から


カラダを解放させてくれる、と考えています。


非連続的に、時間にチューニングできる人間の脳。

ぬぬー、なんと魅力的なのでしょう。


これはまた、具体的にケーススタディしてみますね。



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