ゲシュタルト崩壊 | おのころ心平オフィシャルブログ「ココロとカラダの交差点」Powered by Ameba

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病とその人の背景に潜むココロとカラダの繋がりを、西洋・東洋医学・科学・物理など様々な角度より検証し病気の“本当の原因”を探ります。

【病気は才能シリーズ】 8


9月21日発売 『病気は才能 』 から、

プロローグ、はじめに、おわりに、

各症状・病気別の才能化スイッチ、

歴史上の人物も、こんな病に見舞われていた!

など、TOPICSにして、お送りしています。


さて、今回は、プロローグより、つづきです。



プロローグ より、つづき。



私たちのカラダは、物質的にはどんどん入れ替わっているのに、

私が私の顔やカラダであり続けるのは、

そこに「私」という意識の磁力が生じているからです。


1年ですっかり入れ替わってしまう私のカラダは、日々の私の意識がつないでいるのです。

同じように、病気であるという強固な記憶は、あなたを病気のままにしてしまいます。


病名や疾患名というのは、人生のある場面で与えられた映画やドラマの役柄のようなもの

ですから、本来のあなたではありません。ですから、役柄を演じているのは誰なのか?

をきちんとみてやる必要があります。


俳優さんが役柄を外れた時に、素の自分に戻るように、

「あなたはあなたである」としっかり意識することがとても大事なのです。


もちろん、糖尿病と診断された人が開き直って食事制限や運動を放棄してしまうのは問題です。

生活習慣改善は、医療機関や専門の相談員の指示通り、プロに任せた方がよいでしょう。

でも、ココロの習慣まで、病人として優等生になる必要はありません。

人には、所属欲求というものがあり、たとえそれが病名であったとしても、

診断されてしまうと、どこか安心してしまうところがあります。

これは安定した大きな企業に所属して、その会社の名刺や肩書が与えられるのと似ています。

しかし、病気の場合は、その大企業に辞表をたたきつける覚悟がなくてはいけません。

そして、その機能は、私たちのココロに、あらかじめ備わっているのです。


たとえばある対象を見つめ、ありふれたものをありふれた解釈とは違った見方で見続けてみる

とします。1つの文字をずっと見ていると、しだいにそれが、意味のない線の集合体のように

思えてくる経験ってありませんか?


ためしに「心」という言う文字を書いて、1分間くらい凝視してみて下さい。

ずっと見ていると、点と線がバラバラの要素に見えて、「え?こんな形だっけ」と

感じる瞬間が訪れます。

このように視点を何かに一定時間集中することで、その構成要素をバラバラにする。


これを心理学用語で「ゲシュタルト崩壊」と言います。

たとえば、「がん病巣とは、本当は白い」と聞いたら、どう感じますか?

がんは黒い、という固定したイメージはありませんか?

実際に多くのがん病巣は、白いのです。

こうした思い込みやこれまでの思考の枠組みから自分を開放するには、

ゲシュタルト崩壊が有効です。

自らの病気や症状という状態を、一度徹底的に見つめ、脳に巣食ったその記憶を

バラバラに崩壊させてやるのです。

よくわからないままにつくってしまっているイメージをうまくバラバラにすることができれば、あとは、それを上手に再構築させてやるだけです。


すると、病気や症状という思考の磁力から解放されたカラダは、

記憶の再構築に合わせて、本来の能力を発揮してくれます。

何しろ肉体的にはすっかりリニューアルされているのですから。