パーソナルトレーナーの小野明洋です。
プールにて。
今月から期間限定で、成人バタフライコースを担当しているます。
そのバタフライコースの方から、こんな質問をいただきました。
「ストロークの最後まで力を入れてれば良いのか、それとも最後は力を抜いた方が良いのか。どちらでしょう?」
まぁ、どっちもどっちと言いたいところですが…ただ、力を入れる入れないっていうのは、本当は言い方が違います。
「最後までかき切る / かき切らない」という意味だととってもらった方が良いかな?と。
ちなみにーー
クロールでは「最後までかき切らない」というのを聞いたことがあると思いますし、僕も最後までかき切る必要は無いと思っています。
ではバタフライは?
僕は、最後までかき切る派です。
ただ、力が弱く最後までかき切ることが困難な方には、途中で横に抜くように指導しています。
で、ここで問題になってくるのが、
「かき切る ≒ 力を入れる」
「かき切らない ≒ 力を抜く」
ということなんですよねぇ。
もちろんかき切るのには力が必要なんですが、じゃあどこに力が入るのか?というのが問題で。
ここで、僕の水泳レッスンの大前提を。
僕は基本的に水泳レッスンから、「頑張る」こととや「力一杯やる」ことは排除しています。
大人でも子供でも、「頑張って」「力一杯やる」ことで、その動作に必要無い筋肉にまで力が入ることが多く、それはスピードが遅い人や不器用な人になるほど増加するように思います。
なので子供達にも「頑張らなくていいから、何をやるのか考えながら泳いでみよう!」と伝えています。
で、今回質問として上がった「最後まで力を入れる」というのは、「頑張って」「力一杯」プッシュすることで単なる力みに変化する可能性が高く、「最後は力を抜く」というのはプッシュ動作を終わらせ推進力を失うことになりかねません。
ではどうするのか?
答えは簡単。
力発揮させる筋を素早く切り替える。
これだけ。
ただ単純に、使う筋肉を切り替えてあげるだけなんですよね。
フィニッシュまでしっかり広背筋(などの肩関節伸展筋群) + 上腕三頭筋(肘関節伸展筋)での力発揮をして(力を入れて)おいて、フィニッシュ位置にに到達したらそれらの筋肉の力は抜き、ただちにリカバリーに使う三角筋などの肩関節外転筋群の力発揮を行い(力を入れて)リカバリーを行う。
ーーう~ん、説明がややこしい^^;
ですが、これが正解なわけです。
この使う筋肉の力発揮リレーがうまくいくから、スムーズな泳ぎに繋がっていくわけですね。
これが「力一杯やる(最後まで力を入れる)」と、フィニッシュからリカバリーの動作切り替えがうまくいかず、力んだ泳ぎになる。
また逆に「最後は力を抜く」と、フィニッシュからリカバリーへの動作連携が無くなる。
という結果になるわけです。
というのを、どこの筋肉がどういう作用をするのか説明しながら会員さんに指導を行い、理解をしてもらいました。
正直、運動できる人からしたら当たり前なことでも、普通の人(とあえて言ってみる)には理解ができてないことが多いわけです。
そして僕は、どちらかというと普通の人寄りなので、理解をしないと体を動かすことができないんですよね^^;
皆さんも、水泳に限らずスポーツにおいて動作がうまくいかない時は、「頑張って」「力一杯やる」のではなく、力を抜いて動きの連動性を重要視してみてはどうでしょうか?
さて、ちょっとバタフライのストロークに関する質問を多くいただいたので、その他の質問の答えも次回以降にて!