木工教室
皆様こんにちは、社員大工の山下です。
先週の日曜日に、今年度の木工教室が開催されました。
今年は、サイドテーブルの作成を皆様に挑戦していただきました。
S字のデザインに丸棒で支える少しこだわった形状でしたが、皆さん上手に施工されていました。
形状の歪さ故に、順番や施工方法がややこしく、ビス穴を隠す『樽埋め』という技術も取り入れ、今年は難易度が高めだったと感じます。
弊社が開催する木工教室では、DIYや木工の技術を身につけられる場所だと思います。無垢材を使用しているので、木の香りと素材感を楽しみながら、作品を作ることができる場だと感じております。
切る、削る、組み立てるなど、人の手が加わることで、自然が与えてくれた木という素材を使った作品に、新たな命が吹き込まれます。
自分の手で物を作り出すのは凄いことだと思っております。不器用だから不安という方でもしっかり完成までサポートいたしますので、次回の木工教室でお待ちしております。毎年予約制ですので、お気軽にご連絡お待ちしております。
金物を使わない柱の固定の仕方
皆様こんばんは、工務の山口です。
この材料は込み栓と言います。
主に伝統工法で用いられる柱を梁や土台に固定する為の材料になります。
柱にホゾと呼ばれる仕口に加工をし梁に差し込みます。その状態から梁の側面から込み栓を打ち込み材料同士を引き寄せます。
そうする事により材料同士がピッタリくっつき、長ホゾの効果もあり剛接合に近くなります。
接合部が剛接合で材料のしなりによって、地震や台風の横荷重にも耐えられます。
また、ポーチのように柱と梁が見えてくる部分だと金物で固定するよりも込み栓を使い木材だけで固定する方が見た目も凝った印象になります。
このように込み栓で引き寄せる伝統工法が出来る職人さんも減ってきています。
古き良き技術を受け継ぎ、さらに技術の継承が出来るようこれからも励んでいきます。