語り出すと止まらないBBAらしく
話が長いですね〜笑。
母の日をとっくに過ぎてもまだ続いています
「母になった日のお話」
もうすこしお付き合いくださいませ!
前回まではこちら
ようやく会えた息子は
抱っこもできずに、保育器のなかで
管に繋がれていました。
それでも、産後ずっと会えなかったのが
ようやく会えて、嬉しくて、嬉しくて…。
そんな時、お医者さんに声をかけられて
入った小部屋で
私たちは、衝撃的な言葉を聞くことになりました。
お医者さんと看護師さんが、白いテーブルの向こうに
座っています。
なんだろう、とおずおずする私たちに
お医者さんはこう切り出しました。
「息子さんは、峠を越えました。
まだしばらく入院が続きますが
頑張っています」
「ただ」
ただ。
「息子さんは、仮死産で生まれてきました。
つまり、生まれてからしばらく
脳に呼吸が行っていなかった状態です。
そのため、将来、障害が残る可能性があります」
へ。
しょうがい。
しょうがい、という言葉が、頭の中を滑っていきます。
いつまでも、漢字にならないまんま、
ぼうっとなって、しばらくそのまま座っていました。
お医者さんはその後
今後しばらくの入院の予定と、
退院した後の、発達外来について
一通り説明して、
部屋を出ていきましたが
私たちはそのまましばらく
立ち上がることができませんでした。
頭が真っ白なまんま
その日は病院に戻り
私は数日後に退院しました。
赤ちゃんのいない退院。
元夫に送ってもらって
ひとりで実家へ戻りました。
実家でも、乳搾りです。
搾っては、それを冷凍して
病院へ運んで、
NICUに、息子の顔を見に行く日々。
それでも、
最初はぐったりとしていた息子は
日に日に回復しているのが見て取れました。
行くたびに、いつもお腹をすかせて
泣いているのです。
それが、本当に嬉しかった。
看護師さんが、「この子はいつもお腹をすかせてるんですよ」と
笑っていたけれど
そんなことが誇らしかった。
生きる力が強い子だ、ってお医者さんの言葉だけが
支えでした。
ある日行ったら、息子は
保育器から出て、ベビーベッドに寝ていました。
また、念入りに消毒をしてNICUに入ると
看護師さんが
「抱っこ、しますか?」と
声をかけてくれました。
産後、はじめての抱っこ。
柔らかくて、ちいさな体は頼りなくて
なんのためらいもなく、全身を預けてきます。
まぶしいようでした。
いのちそのものがそこにあるような
強烈なまぶしさ。
いのちを、預からせてもらったんだなあ。。
涙があふれて止まりません。
感情が動くより先に、涙が止まらなくなるなんて
不思議な体験でした。
それからまたしばらくして
息子は退院してきました。
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さあ、次回でいよいよシリーズ最後〔の予定)です。
ながいながーい昔話を、読んでくださって
ありがとうございます!!
