【ノスタルジア4K】 映画を超えてもはやイニシエーション | 恩寵と共にある

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旧ソ連映画界の巨匠、アンドレイ・タルコフスキーの「ノスタルジア」が4Kで修復され現在公開中。

 

 

 


タルコフスキーは私にとって最高の映画監督であり、学生時代から何度もタルコフスキー映画を見て、その度に衝撃を受けてきた。


水を中心とした、信じられないくらいに美しい映像。そして現代の慌ただしい時間感覚に逆行するような長回し。



そして映画に蔓延する静謐、静寂。映画を見慣れていない人は退屈し、苦痛を感じてしまうほどだが、中にはこれ以上にない極上の映画体験に浸る人達もいる。私もずっとそうだ。



「ノスタルジア」はタルコフスキーが本気で人類の行く末を案じ、彼なりの救済が描かれている。それはマインドで見ると恐ろしいほど馬鹿らしくも見えるが、それを超えた視点から見ると、魂が震えるようである。


一緒に見に行った友人は、見ている最中眠気との戦いで、マインドがずっと「こんな詰まらない、訳のわからないものを見せられてどうする?早いところ出よう」といった声がずっとしていたが、それを観察しつつ瞑想状態で見るようにしていたとのこと。


その結果として大きな気づきもあり、もはやタルコフスキーの作品は映画ではなく、一種の通過儀礼、イニシエーションだとも言っていた。

 

 

友人は見終わった後の私との対話で、更に深い気づきが生じ、本来の自分に戻り、「これ」にアクセスできたと言っていたが、半ば放心状態でタルコフスキーの映画は凄いが、しばらく見たくない、とも言っていた。

 

 

そして映画を見て寝てしまうのはもったいないから、何とか寝ないように頑張っていたが、どうしても眠くなってしまうとぼやいていたが、私が眠くなれば寝ればいい、と言ったら、そこではたと気づいたようで「そうか。寝てはいけないというのもエゴの働きであり、それと戦わず委ねればいいんだ」と更に大いなる気づきが生じた。



私にとってもただの映画ではなくイニシエーションのようなもので、タルコフスキー映画ほど、余分なものを廃して、本質をダイレクトに描いている映画作家を他に知らない。


多くの映画が観客を陶酔させるが、タルコフスキー映画はまさに覚醒コンテンツである。


万人に勧められるものではないが、ある種の人達にとっては、これ以上にない、感動をも超えた映画体験となるだろう。

 

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