20世紀の間違いなく本物の聖者であるラマナ・マハルシ。そのマハルシが主に説いていたのが「真我探究」です。
「私は誰か?」と問いつづけることが目的なのではない。「私は誰か?」と尋ねることは、あなたの内面深く、すべての想念の根本である「私」という想念の立ち現れるところに意識を集中させることだ。それがあなたの言う直接的な方法なのである。真我が外面ではなくあなたの内面にあるため、あなたは外側に出ていくのではなく、内側へと潜っていくように求められる。あなた自身に向かうこと以上に簡単なことがあるだろうか?
あるがままに ラマナ・マハルシ より
真我探究が最も早く確実に真我を実現できるとマハルシは説きます。
それは「私は誰か?」とただマントラのように問い続けるだけではありません。
また「これは私ではない」とただ否定し続けるだけでもないです。
「私」という想念の根本に意識を向けていきます。それ以外に余計なことをする必要はありません。
ほとんどの人は意識が外側に向かい、内面に意識を向けている人は少ないです。
そのため真我を完全に見失っています。
内側にまず意識を向け、そして潜っていくことです。
潜っていくことで普段気づくことのない、様々なものに気づいていきます。
それは苦痛を伴うこともありますが、それを超えていかないと、想念の立ち現われる根本にたどり着けません。
本来自分自身に向かうことは簡単なことのはずですが、あまりにも意識が外に向いているため、それが難しくなっています。
ですから普段からできるだけ、意識を内側に向けることです。
そして更に潜っていくことで、「本当の私」にたどり着けるでしょう。