こんにちは。
GOLDEN KIDです。
前回の記事(⇓)の続きです。
*『ミロクの世』シリーズの内容はサイパワーをベースとして、ヌーソロジー、日月神示、火水伝文、そして形而上学的素領域理論等を参考としています。ただし全て私なりの捉え方ですのでその点ご了承ください。
自然界には「強い力」「弱い力」「電磁気力」「重力」の4つの力(相互作用)があると言われています。その内「強い力」は、前回書きました通り、原子核に存在するクォーク同士を結びつける働きをしています。つまり「強い力」によって原子核が存在できているということですね。
今の科学は、素粒子の「標準模型」を通じて、4つの力の内強い力、弱い力、電磁気力という3つの基本的な相互作用を一つの枠組みの中で記述することに成功したと言われています。ただ重力は、3つの力に比べて極端に弱いため、重力を含めた4つの力を統一する理論はまだ存在していません。
そのため4つの力を統一して記述する理論として、『超弦理論』や『超対称性理論』等がその候補として研究されていますが、今のところ確信に至るまでの実験結果は出ていないようです。より詳細な意識構造を知る上でも、今後の研究に期待ですね。
私は今、2004年にデイビッド・グロス 、H. デビッド・ポリツァーとともに「強い相互作用の理論における漸近的自由性の発見」の功績によりノーベル物理学賞を受賞したフランク・ウィルチェック著「物質のすべては光」を読んでいます。
その内容はいずれ紹介させていただくとして、ここではウィルチェック等が発見しノーベル物理学賞を受賞した『漸近的自由性』にスポットライトを当てて見ていきたいと思います。
まず漸近的自由性とは、4つの力の内「強い力」に関する内容になります。つまり、クォーク同士を結び付ける力に関係します。
普通、力は近くなるほど強くなり、遠くなるほど弱くなります。例えば、磁石の力は、それが引力であっても斥力であっても、磁石に近づくほど強くなり、遠ざかるほど弱くなりますね。
磁石の力は電磁気力に該当し、また重力と弱い力も同様に、近くなるほど力が強まり、遠くなるほど力が弱まります。ある意味この関係性が私たちにとっての常識と言えるかも知れません。
しかし「強い力」は反対に、近くなるほど力が弱まり、遠くなるほど力が強まります。
*出典:http://kakudan.rcnp.osaka-u.ac.jp/jp/overview/world/QGP.html
上図で説明しますと、クォーク同士が近づこうとすると、それを結び付けているグルーオンの力が弱まり、反対にクォーク同士が離れようとすると、グルーオンの力が強まって一定以上離れることが困難になるのです。つまりこの力が、陽子と中性子、および原子核を保っているのですね。
そして、このように漸近的(徐々に近づくほど)自由性が増し、反対に徐々に離れるほど自由性を失う「強い力」を示す現象が『漸近的自由性』になります。
より正確に知りたい方はぜひご自身で調べていただけたらと思いますが、簡単に言いますとこのようになるかと思います。
そしてここで注目すべきは、「強い力」は他の3つの力と比較して、性格(力の働き)が正反対という点です。
前回、「電子の立場から原子核(陽子)の立場へと意識を反転させなければならない」というように「反転」という言葉を使いましたが、科学が発見した『漸近的自由性』から見ても、電子と原子核(あるいは陽子)の世界は反転関係にあると言えるのではないかと思います。
これまでこのブログでは、下図のような幾何学図を使って、空間の反転性を説明してきましたが、この反転性が素粒子空間においては「強い力」の『漸近的自由性』に現れているのではないかと言うことです。
電子が存在する空間と、原子核(あるいは陽子)が存在する空間は反転関係にあるので、力の働きも反転している可能性が高いと言うことですね。*ここで言う空間は、素領域とも置き換えることができ、上図の右側が電子が存在する空間、左側がその反転関係にある陽子が存在する空間と捉えることができます。
より単純に考えると、下図の通り、電子は負の電荷、原子核(あるいは陽子)は正の電荷を持つので、これだけ見ても反転関係と言えるかも知れませんが、それに加えて力の働きが反転しているのは、より深い意味がここには隠されているのだと思います。
そしてその深い意味を知るためにも、私たちの意識を電子の立場から原子核(あるいは陽子)の立場へと反転させなければならないと言うことですね。
私も今はまだよく分かりませんが、いずれこのブログでもその深い意味について取り上げることができたらと思います。
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