こんにちは。
GOLDEN KIDです。
今日は老子道徳経より
其の白を知りて、其の黒を守る
をテーマにお届けします。
老子道徳経の第二十八章に
次のようなものがあります。
其の白を知りて、其の黒を守れば、
天下の式(のり)と為る。
天下の式と為れば、
常の徳は忒(たが)わず、
無極に復帰す。
まずはじめの
其の白を知りて、其の黒を守れば
ですが、
ここで言う「白と黒」というのは、
普通に考えると、
・美しいものと汚いもの
・善いことと悪いこと
・明るいことと暗いこと
などを指していて、
結局、どちらか一方に偏ることなく、
全体を客観的に見る目を備えることで、
天下の式(模範)に為ることができる、
というのがこの
其の白を知りて、其の黒を守れば、
天下の式(のり)と為る。
の意味合いかと思います。
ただこの「白と黒」をもう一段階
視座を上げて見てみると別の世界が
見えてきます。
と言いますのも、
・美しいものと汚いもの
・善いことと悪いこと
・明るいことと暗いこと
などというのは、どこまでも私たちの
【肉体の目】で見た世界観に過ぎません。
実際【肉体の目】というのは物事の
一側面しか見ることができませんので、
私たちが考える「善悪」や「美汚」も
結局、立場が変われば見方も変わって
しまうもろいものです。
例えば「人を殺す」という行為も、
人によっては罪に問われ死刑になる
こともあれば、戦争で活躍し国から
表彰されることもあります。
また同じ爬虫類を見ても、
怖いと言って逃げ出す人もいれば、
かわいいと言ってほおずりする人
もいます。
このように世の中的に言う「白と黒」
は絶対的なものではないので、
偏ることなく全体を客観的に見なさい、
つまり二つを同時に見なさいというのが、
ここでの解釈の一つですが、
さらにもう一段階視座を上げて【魂の目】
でこの「白と黒」を見てみると、
・見えない波動世界=「白」
・見える物質世界=「黒」
と言うこともできます。
つまり、
波動世界をはっきり知って、
その波動世界によって作られた
物質世界をよく守り育てて行くことで
天下の模範と為る
というのが、
ここでのもう一つの解釈です。
■「視座」に関する参考記事
ところで、
中国哲学に太極図というものがあります。
この図は目に見えない波動世界と
目に見える物質世界は共に存在して
いることを表したものですが、
まさに目に見えない波動世界は白、
目に見える物質世界は黒で表現されて
います。
もちろん波動世界は白、物質世界は黒、
というのも表現や解釈の一つに過ぎず
絶対的なものではありませんが。。
そして先ほどの「善悪」や「美汚」
などというのは、どこまでも目に見える
黒の世界を【肉体の目】が評価したもの
に過ぎず、その裏に隠れた白の世界、
即ち波動世界をも知ることが大事という
ことですね。
もちろん最近では目に見えない波動世界
が大事だと気づき始めている人が多く
いますが、かといって目に見える物質世界
が大事ではない、ということでもありません。
ですから老子は、
目に見えない波動世界を知ったとしても、
目に見える物質世界をおろそかにせず
しっかり守らなければならないと話して
いるのでしょうね。
またそうすればこそ、
太極それ以前の無極の世界に復帰する
ことができると言っています。
そして、
この力を『サイパワー』と言い、
まさに天下の模範となる道なのです!
よく詳しくは素空慈先生の動画講義
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最後までお読みいただきありがとうございました。
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