遥かなる地の記憶 -160ページ目

ボスポラス,夜風を浴びて

スポラス海峡に、吹き渡る、穏やかな夜風。
光量はそれほど多くないものの、フェリーの上から見る夜景は、
日中のイスタンブールとは、また違った世界。

出発してまもなく、まばゆいばかりにライトアップされた建物が見えてきました。
ルマバフチェ宮殿。
オスマン朝最後のスルタン(王様)が建てた宮殿です。

遥かなる地の記憶

闇に浮かびあがる、均整の取れたプロポーション。
バロック様式とオスマン様式を折衷させたデザインは、ためいきなしでは見られない美しさ。
ボスポラス海峡から見られることを意識して設計されたとしか思えないほど、周囲とマッチしています。



つづいて見えてきたのが、ボスポラス大橋。
ヨーロッパとアジアをつなぐ架け橋。

遥かなる地の記憶

赤、青、黄色。
無数に灯る、橋のライトが、夜風に揺れるように輝きます。




フェリーは対岸に到着しました。
もう一度、乗車券を買ってもとの港へと戻ります。

街の灯りが、夜空を明るく染め上げる旧市街を横目にクルージング。
壮麗な建物群が、一直線上に居並ぶ様子はまさに圧巻。

遥かなる地の記憶

右からトプカフ宮殿、アヤソフィア、ブルーモスク。
何百年もの間、ここにたたずみ、ボスポラス海峡を見つめてきた、美しきイスラム建築。
闇夜にくっきりと、その美しい姿を照らし出され、今、この目の前に。

おだやかな夜風に吹かれながらも、ぞくぞくする光景でした。



やがてフェリーは、旧市街へと近づきます。
ガラタ塔から見せた表情(→1/28の記事 )とはまったく違った表情で、モスクが出迎えてくれました。

遥かなる地の記憶

手前のモスクが、イェニ・ジャミィ(Yeni Cami)。
このモスク、日中は重厚な姿を見せてくれましたが、夜はうってかわって艶やかに。

遥かなる地の記憶

夜風を浴びながら眺めるイスラム建築の美しさに、すっかりノックアウトされたナイトクルーズ。
往復たったの数百円で、世界遺産の美しい夜景を船の上から楽しめちゃいます。
イスタンブールに行かれた際には、ぜひ☆