異教が紡ぐパラドックス。
ミフラーブの上から、地上を見つめる、聖母子像。
アヤソフィアのもっともドラマチックな一面がここに。
視界をぐっとひろげてみましょうか。
見るものすべてを圧倒する、重厚な空間を包んでいたのは、安らかな空気でした。
それは、異教のシンボルが同居する、類まれなる空間がつくりだすパラドックス。
微かに漂う、歴史の残り香を胸に吸い込み、そっとシャッターに手をかけました。
☆
いかがでしたでしょうか、アヤソフィア。
外から見る以上に、奥行きと歴史を感じさせる聖堂内は、
厳かで安らかな空気が流れる、すばらしい空間でした。
ブルーモスクと並ぶ、イスタンブールを象徴する存在。
いつまでも、歴史を伝える存在として、この姿をとどめてほしい、
そう願ってやみません。

