エンゲージリング パヴェ07 WAX切削&鋳造リトライ
という訳で、リングのデータを調整して
再度出力しました。
それを手でさらに加工していきます。
爪と爪の間をえぐってるのわかりますか?
コレ「照り返し」を作り込んでる最中です。

ちなみに、後ろに見えるのはサイズオーバーしたリングです(/ω\)
で、一通り手を加え、鋳造して地金にし、
それをざっくり磨いたものがこちら♪

前作より丹精にスッキリと上がってますね♪
ここまでの工程は前回と重複しますので省きましたが、
細かな爪や、

照り返しもスッキリ♪

もちろんサイズもピッタリ♪
いや~よかった。よかった。ほっと胸を撫で下ろしました。
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リカバリー成功よかったね♪
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どうぞ宜しくお願いしまーす!
では、マニアックな話、現場の肉声でもお届けしましょうか。。。
さて、エンゲージリング パヴェ04 3Dデータ立体出力
この記事の補足になりますが、
CADでデータを作ってるから、再度作るって言っても、
サイズをほんの少し小さくしてもう一度出力するだけだから楽チンでしょ!
と思う所ないですか?
データ通りに機械が勝手に作ってくれるんでしょ?
プリンターみたいにENTERボタン押せば数分でちゃちゃちゃ~っと。
果ては、そんなに簡単に出来るなんて、なんか安っぽいね。。。
とか思い込まれてません? (/ω\)
この辺ほんとハッキリと申しておきますが、
全然違いますよと。
細かい事いえばキリがないのですが、
人の手の仕事と連動させた上で生きてくるのがCAD/CAMです。
CAD(computer aided design)とは
コンピュータによるデザイン(設計)支援
CAM(computer aided manufacturing)とは
コンピューターによるマニファクチュアリング(手工業)支援
言葉の意味、前提からして手工業支援の為のシステムなんです。
って訳で、手仕事による補完が不可欠なんですねぇ。
え?じゃあデータや自動出力機のどこに
手仕事の入り込む余地があるの?となると思いますが、
先ず先様にOKもらった3Dの画像(CADデータ)を
切削用のデータにする必要があります。
その検討用の画像がこちら

コレ爪の長さの検討、ダイヤのガードル(縁)位置を
あれこれ考えてる時の状態です。
PCの画面上でやってますが、内容はほんと手仕事的です。
更に今回の機械切削の場合ですと、
対象を削っていく先端の刃物の移動スピードだとか形、
どういう順番、方向で削っていくのか?
それらを、形状に合わせて、さらに優先順位もつけて
機械に指令を入力するのは人の手だったりします。
そして、それらの指示入力も、対象が毎度違った形、大きさですから、
職人の勘どころに頼る所が大きいのです。
それが少しでも乱れるとこうなります。
機械はただ単にデータ通りになぞるだけ。
動き出したら止まりません。

側面の乱れ。

本体が薄い

この様な塊から削り出していきますが
これは機械が削り出していくとはいえ、これだけの表面積、細かさ。
一晩機械が稼働して翌朝出来てるのか、どうかという所です。
エラーを孕みながらも、なんとなく形になったものだけで三つ。

鋳造での収縮の読み違い分が+一つ
かたちにならなかったものまで含めると
いったいどれだけの時間がかかったか。。。
で、やっと出来上がったWAXも上記の様に手での加工がある訳でして。。。。
CAD/CAMはイメージとしては、最新の自動作成装置と思われるきらいがあるのですが、
あくまでも手仕事の延長にある「道具」なのです
さらに言うと、データが作れるだけ、
切削の機械を操れるだけではCADオペレーターとしては成立しません。
そこに宝飾を作る技術、つまりデザイン、作りを理解してないと
上の写真の様な一見問題無い様に見えるものに孕む問題を見抜けないのです。
0.1mmの数字の意味も理解できないでしょう。
絵かきの方なら解ると思いますが、
ペンタブとフォトショがあれば絵が上手く早く描けるか?
違いますよね。デッサンと着彩のセンス、質感の描き分け。
作者にそれがなければただの下手なデジタル画。
そのへん夢々お忘れなく。
という訳で、今回このリングを地金にするまでに
CADデータ作成者さん
CAMオペレーターさん
WAX鋳造業者さん
この御三方にデザインの全てを説いて
万全を持って対応してもらいました。
いや~一度目ダメだった訳で、
もう一回よろしくお願いしますと言う時は
本当に申し訳なく。。。
結果、皆様に快諾を頂けて本当に幸せだったのですが、
それも「コミニケーションの円滑さ」があってこそのお話。
便利な道具でも、技術と職人をつなぐコミニケーション。
それら三位一体とならなければ、中々納得のいくものが仕上がらない訳なんですね~
宝飾作成はギルド仕事です。
この様な外部スタッフとの連携が肝要な仕事の場合、
僕は監督として心をくだいております。
常に仕事は三つ巴。ほらONLY ORDERのロゴもそうでしょ♪
いや~
掻い摘んで記事にしておりますが、
当時のアレコレが頭によぎります。
今後も宝飾のなるほど。へぇを語って行きたいと思います。
ご興味ある方はどうぞ、こちらへ御参加下さい♪
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再度出力しました。
それを手でさらに加工していきます。
爪と爪の間をえぐってるのわかりますか?
コレ「照り返し」を作り込んでる最中です。

ちなみに、後ろに見えるのはサイズオーバーしたリングです(/ω\)
で、一通り手を加え、鋳造して地金にし、
それをざっくり磨いたものがこちら♪

前作より丹精にスッキリと上がってますね♪
ここまでの工程は前回と重複しますので省きましたが、
細かな爪や、

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この記事の補足になりますが、
CADでデータを作ってるから、再度作るって言っても、
サイズをほんの少し小さくしてもう一度出力するだけだから楽チンでしょ!
と思う所ないですか?
データ通りに機械が勝手に作ってくれるんでしょ?
プリンターみたいにENTERボタン押せば数分でちゃちゃちゃ~っと。
果ては、そんなに簡単に出来るなんて、なんか安っぽいね。。。
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全然違いますよと。
細かい事いえばキリがないのですが、
人の手の仕事と連動させた上で生きてくるのがCAD/CAMです。
CAD(computer aided design)とは
コンピュータによるデザイン(設計)支援
CAM(computer aided manufacturing)とは
コンピューターによるマニファクチュアリング(手工業)支援
言葉の意味、前提からして手工業支援の為のシステムなんです。
って訳で、手仕事による補完が不可欠なんですねぇ。
え?じゃあデータや自動出力機のどこに
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切削用のデータにする必要があります。
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コレ爪の長さの検討、ダイヤのガードル(縁)位置を
あれこれ考えてる時の状態です。
PCの画面上でやってますが、内容はほんと手仕事的です。
更に今回の機械切削の場合ですと、
対象を削っていく先端の刃物の移動スピードだとか形、
どういう順番、方向で削っていくのか?
それらを、形状に合わせて、さらに優先順位もつけて
機械に指令を入力するのは人の手だったりします。
そして、それらの指示入力も、対象が毎度違った形、大きさですから、
職人の勘どころに頼る所が大きいのです。
それが少しでも乱れるとこうなります。
機械はただ単にデータ通りになぞるだけ。
動き出したら止まりません。

側面の乱れ。

本体が薄い

この様な塊から削り出していきますが
これは機械が削り出していくとはいえ、これだけの表面積、細かさ。
一晩機械が稼働して翌朝出来てるのか、どうかという所です。
エラーを孕みながらも、なんとなく形になったものだけで三つ。

鋳造での収縮の読み違い分が+一つ
かたちにならなかったものまで含めると
いったいどれだけの時間がかかったか。。。
で、やっと出来上がったWAXも上記の様に手での加工がある訳でして。。。。
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さらに言うと、データが作れるだけ、
切削の機械を操れるだけではCADオペレーターとしては成立しません。
そこに宝飾を作る技術、つまりデザイン、作りを理解してないと
上の写真の様な一見問題無い様に見えるものに孕む問題を見抜けないのです。
0.1mmの数字の意味も理解できないでしょう。
絵かきの方なら解ると思いますが、
ペンタブとフォトショがあれば絵が上手く早く描けるか?
違いますよね。デッサンと着彩のセンス、質感の描き分け。
作者にそれがなければただの下手なデジタル画。
そのへん夢々お忘れなく。
という訳で、今回このリングを地金にするまでに
CADデータ作成者さん
CAMオペレーターさん
WAX鋳造業者さん
この御三方にデザインの全てを説いて
万全を持って対応してもらいました。
いや~一度目ダメだった訳で、
もう一回よろしくお願いしますと言う時は
本当に申し訳なく。。。
結果、皆様に快諾を頂けて本当に幸せだったのですが、
それも「コミニケーションの円滑さ」があってこそのお話。
便利な道具でも、技術と職人をつなぐコミニケーション。
それら三位一体とならなければ、中々納得のいくものが仕上がらない訳なんですね~
宝飾作成はギルド仕事です。
この様な外部スタッフとの連携が肝要な仕事の場合、
僕は監督として心をくだいております。
常に仕事は三つ巴。ほらONLY ORDERのロゴもそうでしょ♪
いや~
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当時のアレコレが頭によぎります。
今後も宝飾のなるほど。へぇを語って行きたいと思います。
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