ファンドでの運用の中で行われている、株や為替などの売買の際、空売りという手法が使われることがあります。
安い時に買って高い時に売ったら利益を取れるのは分かりやすいかと思いますが、
市場が下落して、高かったものが低くなってしまった時にも利益を出すために使う方法が空売りです。
手元に持っていない株式を証券会社から借りて、手元に持ったら売り、
借りる時に約束した決済期日までに
その株式を市場で買い戻して証券会社に返します。
その差額で利益を狙う取引です。
株式を借りてきて売るため、株式を保有していなくても売りから入ることができます。
例えば1株500円の株を空売り注文し、株価下落後300円で買い戻しができれば、
200円が利益になります。
反対に空売り後に株価が上昇した場合は、上昇した分が損失となります。
この様に空売りは相場が下落する局面で利益を狙える取引になります。
■空売りのメリット
空売りの一番のメリットは相場下落局面でも利益を狙えることです。
現物取引の場合は買い注文からしか取引できないので相場が下落している時は投資がしにくいですが、空売りでは株価の下落を予測して取引することができます。
また、空売りをリスクヘッジとして使うことができます。
通常、保有する現物株の株価が購入時より下落すれば、株価の上昇を待つか損切りすることになりますが、空売りをしておけば相場下落中に空売り分の利益が発生し、損失を軽減することができます。優待取得目的でどうしても一定期間保有しなければならない場合などに利用されるケースがあります。
