F.A.M.E.3月18日に発売されたChris Brownの4th Album「F.A.M.E.」。初めてのBillboard 200(Album Chart)で1位、定番となったBillboard R&B/Hip-Hop Albumsでももちろん1位となり、絶好調に思われる演出なので聞いてみた。
収録曲は基本13曲＋仕様によって。昨年リリースされた「Yeah 3x」そして同じく昨年Mix Tapeに収録されていた「No Bullshit」など先行曲も多い。
アルバムとしては、全体的に商業的で正直方向が海外。「先行曲のPops色強い「Yeah 3x」、Electricな「Beautiful People」や、Michael JacksonのHuman Natureという大ネタ使いの「She Ain't You」、そしてJustin BieberをFeaturingに迎えた「Next 2 You」は明らかにPops色が強く海外向け。
この海外向けで足並みを揃えてくれれば違和感が無いのだが、ここ近々のChrisを見ていると昨年のMix Tape3作リリースと昨年4作、今年もすでに4作といったFeaturing Artistとして起用(Single Cutされたもののみ)だけでは、Chrisの進みたい方向性はPopsではなく間違い無くHip Hop。前作が苦戦しただけに、ここである程度世界的にChart復帰を目指して商業的に来た感は否めない。
「All Back」「Should've Kissed You」といった聞かせる曲が収録されてるのは嬉しい限りだけど、やはりアルバムとしてはまとまりが無いのが残念かな。Michaelのようにジャンルを超えたStarになりたいのか、それともUsherのようにR&B、Hip HopだけのStarになりたいのか。正直方向性が見えないのが一番の残念かな。
Chris Brown / Year 3X