思うこと | 音楽日記 & バンコク日記

音楽日記 & バンコク日記

お越し頂きありがとうございます
『― 音楽日記 ― (台湾、香港、韓国、英語 等)』という名前で05年から開設したこのブログですが
生活の場も 東京→バンコク と変わり 名前を一新してみました

今年は、なんだかんだ言って、政治混乱の多い年に感じる。

 大陸(中国)でのチベットやウイグルでの暴動、韓国のW(ウォン)安、台北でのデモ、バンコクでの空港閉鎖。

 円高もこの中に含まれるのだが、年末のCDリリースラッシュで良い思いをしてるので、もう少し首相の暴言でこの価格を保ってほしいのが、円高に対する僕の本音だ。

 さて、話を戻す。
タイの空港閉鎖。空港を閉鎖したマスコミで"デモ隊"と伝えられているPAD(民主主義のための市民同盟)だが、確かに現政府を反対してるから反政府団体となるのだが、日本で感じる「現政府=正、反政府=悪」では無いことだけは事実である。
 
 現首相ソムチャイが首相になった理由は、タクシンが電話で強く推薦した為といわれている。ソムチャイはタクシンの義理の弟(実妹の旦那)。今回の組閣にもタクシンが電話でイギリスから指示、またファーストレディーであるソムチャイの妻(タクシンの妹)も口をはさむ始末(ファーストレディーとしての品格は無し)。
 そして、その大本のタクシンは首相時代に自分の会社の収益を上げるために法律を利用しいていたり、株式インサイダー取引疑惑など会社の株売買で儲けたりと、首相という地位を利用し、儲けを行っている。彼は任期中に自分に利になり、自分の任期が長くなるように憲法を改正していたり、批判的なマスコミを自分の会社に統合してマスコミ統制をしたりと、いろいろやって、その氷山の一角として為に先日有罪となっている人なのである。元首相といわれると聞こえが良いが、禁固2年の実刑判決の出てる人。収監されていれば囚人、受刑者とマスコミに呼ばれている人である。
 また選挙についても民主的かどうかは疑問。タイの選挙って数字を書く選挙だから、識字率の低い農村部でも人、政策に関係なく投票でき、タクシンはこのやり方を利用して農村部で票を集めている。

 1日も早くタイが安定するのを願っているのだが、近年状況は何も変わっていないように思うのである。