藍
香港で結構こまめにセッションライブを行っているにも06年の「潮騒」からなかなかリリースのなかったPongnan藍奕邦(ポン・ナン)。大方の予想通りSonyBMGから東亞EastAsiaへ移籍してのリリースとなった。まぁ、今の香港の音楽業界を考えると実力派が東亞を始めとしたローカルレーベル。アイドルと大物アイドル(各レーベル1人)は世界的な大手レーベルという2極化は今後も進むでしょ。
さて、今回のPongnanくん。30歳にも関わらず、相変わらずカワイイ格好をしているのですが、収録曲は3曲+ボーナストラック1曲の計4曲。正直、彼の才能からするとかなり少ない。しかしこのEPはPongnan藍奕邦の名前にあわせて「藍」「奕」「邦」と2ヶ月感覚でその後のEPの発売が計画されている。それだけ人気のある人だという事だろう。(しかし、苗字が勅使河原だったら勅使河原奕邦で6枚はEP出せたのにね(笑))
曲としては今までのピアノベースといった感じではなく、セッションライブを行っていただけあり、Jazzyであったり、Rock調であったりとセッション色が強く、香港らしいバラードもちゃんと収録されている。
正直、内容を聞いて今回の移籍は正解だと思う。大手レーベルだと脚色されるだろうし、それに比べてローカルレーベルで納得の行く作品を出せるのだろう。また次の気になる人である。