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02年にリリースされたWhitney Houstonの「Just Whitney」。正直ここまで名前をアルバム名につける人は珍しいと思う。1st Albumが「Whitney Houston」、2nd Albumが「Whitney」で世界的に皆Whitneyを知ってるのに…、ここにきてまたアルバム名にWhitneyが入るの??って感じである。正直、しつこい。
このアルバムはWhitney Houstonのアルバムとして始めてExecutive ProducerがClive Davisではないアルバムである。Whitneyの才能を見出し、デビュー時代から常に彼女のアルバムの製作を支持していたArista Recordsの創設者Clive Davisが親会社BMGの意向でAristaを解任され、WhitneyはClive Davisを支持していたにも関わらず、結局 J Recordsには移籍できず、当時のCEO、L.A. Reidの元Aristaからのリリースとなった。このアルバムはL.A. ReidがExecutive ProducerとなってPromotionされた為、このアルバムからのPromotionはR&B、Hip Hopが中心となり、Whitney Houstonの強い歌モノHouseといったジャンルでの展開はされていないので、正直Whitneyのアルバムで一番Remixがつまらないアルバムでもある。
Single Cutされた「One of Those Days」「On My Own」が良く、80年代を彷彿させる「Love That Man」も好きだが、他はあんまり。
L.A. ReidがWhitneyをR&B界でのDivaと思っている様だが、WhitneyはR&B、Pops、HouseとCliveがオレオ(黒人なのに中身は白い)と批判を言われてまで多角的に売り込み、慎重にサントラを使って人種、ジャンルを超えたDivaである。その根底が崩れてしまえばそりゃ売上げは良くないと感じる。先日マレーシアのKLでパフォーマンスをしたWhitneyだが、来年は久々にアルバムをリリースする予定。もちろんClive DavisがEvecutive Producerとの噂なので、本作より全然期待できるだろう。