十萬個為什麼僕が中国語の音楽を聞くきっかけとなったCD。中学生になり、図書館でCDを借りられるようになって区内はもちろん、隣接区の図書館まで自転車で出かけ、借りられる上限まで全部借りて音楽を聞いていた。フェイは隣接区で借りていた。借りた理由は、BS(当時は衛星放送って言ってた気が…)で見たアジアの歌手が集うライブでこんな名前の女性が歌を歌っていて歌がうまかったから。 このCDの1曲目「流非飛」を聞いて、広東語と北京語の違いも分からなかった僕が"この感じなら中国語の音楽も聴ける"と思ったのが、今に至ります。最初にド演歌だったら中国語の音楽を聞くのは何年遅くなったのだろう…。
この「十萬個為什麼」93年9月にFaye王靖雯名義でリリースされ、日本盤は94年4月にリリースされている。92年にリリースした「Coming Home」で一気に時の人となったフェイが、「執迷不悔」に続いてリリースした93年2作目の作品。この翌年94年4月~12月に王菲は、広東語2作、北京語(大ヒット作「天空」を含む)2作をリリースし、全てヒット、さらにはこの年に香港コロシアム公演を成功させるという偉業を成し遂げ、一番王菲の株が上昇してった時期である。
本アルバムは全11曲(日本盤は14曲)収録され、うち6曲はカバー曲で、Tori Amos、The Police、中島みゆき等の曲を歌っている。アルバムのファッションやコンセプトには王菲が口を出したようだが、音楽的には、92年の「Coming Home」後で一番香港の音楽システムに乗っている感がある。が、やはりノリに乗っている時期のアルバムだけあり、「冷戦」、「如風」、「流非飛」とコンサートで歌う歌を多く出し、今でも再発が繰り返されているアルバムだ。