逆光Yan-Zi ことStefanie孫燕姿(ステファニー・スン)のWarnerからCapitolへ移籍後第一弾となるNew Album「逆光」がリリースされた。移籍後第一弾というと心機一転といった響きがするが、むしろこのアルバムには心機一転という要素は無い。03年のThe Momentをリリースして半年休業し、1年に1枚内容の濃いアルバムとスタイルを変えたYan-Zi 孫燕姿が、どう考えても彼女が"売り"に走るとは思えないだけに、移籍第一弾は聞いて安心の、予定通りの"内容の濃いYan-Zi 孫燕姿"で安心した。
Yan-Zi 孫燕姿は78年シンガポールで両親が学校の先生の家に生まれる。音楽学校在籍中に香港の大物スターSammy鄭秀文の曲を探しに来たワーナーのスタッフに見出されデビューの話が持ち上がり、00年に「孫燕姿」というアルバムでデビュー。00年6月のデビューから03年1月までの約2年半でアルバム6枚というアイドル的売り方へ不満を感じ、03年末にバラードベスト盤を出し1年間休業。04年からは1年に1枚のペースで、今までに9枚のアルバムを出している。(カバーアルバム、バラードベストを含む)
今回のアルバムはIntro,Outro含む全12曲収録され、IntroとOutroを含む5曲をYan-Zi 孫燕姿がProduceし、Intro,OutroではPianoも弾いている。それ以外の曲はいつも通り李偉菘、李偲菘兄弟がProduceしている。先行曲「逆光」がYan-Zi 孫燕姿の声を表現してたのに対し、「夢遊」ではBack Vocalistを使わずYan-Zi 孫燕姿の声を厚くし、歌い方にも少し変化を持たせ、彼女の声の持つ透明さが強調されている。「咕嘰咕嘰」はArranger Martin Tangって感じなPopsでユルユルのRapが僕は好き。かと思えば後半は聞かせて「漩渦」、「關於」のようなバラードでいつも通り聞かせてくれる。
とても聴き応えのあるアルバムで、このアルバムを作る為に移籍したのかなぁと考えたら、僕はこの移籍は成功だと感じた。