Asian Singer in US | 音楽日記 & バンコク日記

音楽日記 & バンコク日記

お越し頂きありがとうございます
『― 音楽日記 ― (台湾、香港、韓国、英語 等)』という名前で05年から開設したこのブログですが
生活の場も 東京→バンコク と変わり 名前を一新してみました

AmerieAmerie Temperature Rising
 今年は今までになくアジア人がアメリカ音楽業界で活躍できた年だろう。
 
 99年のCoco Lee「Just no other way」、Billy Crawford「Billy Crawford」とアジア人のアメリカ音楽業界への挑戦があり、それなりにアメリカで1、2曲ヒットが生まれた。松田聖子が02年にアメリカのインディーで出した全米第3弾「Area 62」からもDance Chartで3曲のヒット曲が出たし、あまりアジアといった観点では見られていないが、99年のLatinブームで世界のスーパースターになったEnrique Igresiasも母がフィリピン人である。

 2000年以後では、韓国人の母を持つAmerieがアジア人で初めてR&B Chart Top3に入り、彼女は来年早々に3枚目のアルバムを出す予定。また、LinkinParkは日系の血を持つMike Shinoda、在米韓国人のJoe Hahnが活躍し、The Black Eyed Peasのapl.de.apがフィリピン人の母を持ち、タガログ語でRapをし話題になったりもした。また、Hips Don't Lieが大ヒットしたShakiraもかなり遠いが父はレバノン系アメリカ人である。

 今年に入りNicole Scherzinger、Cassieといったフィリピン系、そして歌手でないが、Omarion(今回のアルバム「21」には残念ながら収録は見送られている)、CassieをProduceし、RainのProducerとして知られるJY Park“The Asiansoul”がアメリカでの活躍の場を広げている。
 
 来年はこのJY Parkの築いた人脈を駆使したRainの全米進出と、どういった形になるかは分からないがSE7ENの全米進出が今後の全米音楽シーンで活躍するアジア人として注目になるだろう。そう考えるとアジア人の活躍が増えてきたなぁと思う反面、もっと世界でアジア人が活躍しても良いと思うのである。先日の14日にタイのBangkokで行われたTata Youngのライブは、世界進出前哨戦として欧米からのレコード会社の幹部が視察に訪れている。(タイのサイトでこのライブのニュース、写真が全く出てこないのも何かありそうな気がしている)
 
 今の時点で世界へ活躍の場を移したら応援したくなるのはTata Young、Rain、Daivid陶喆。Seikoがまたアメリカのダンス市場をメインにアルバム出したら応援するだろうな。でも、正直もっと日本勢は世界を視野に活動して欲しいトコ。稼げる場所として日本ばかり見て、聞く人を増やす努力を怠っている気がする。

追記
 MadonnaのGirly ShowのBack Dancer、Carrie Ann Inaba、Janet Jacksonの今回の20YOのBack Dance、仲宗根梨乃、Shania TwainのBack ViolinistのRoddy Chiongと、全体的に活躍の幅が広がっている事を追記しておく