98年春にリリースされたJewelの2nd album「Spirit」。好きな人も多いかと思う。
Jewelは74年生まれで、アラスカ育ち。倹約のため一時バン生活(実質路上生活)をした事もある。95年に「Pieces of you」でデビューし、以来この「Spirit」、「This way」「0304」と4枚のオリジナルアルバムを出している。彼女の魅力は詩。そっちの方が求められているのかもと感じる今日だ。
僕にとってのJewelはPatrick Leonardが手がけたこのアルバムが音楽的にピークである。このアルバムからは「Hands」「Down so long」「Jupiter」「What’s simple is true」と4枚cutされたが、「Hands」「Deep water」が気に入っている。その魅力は音楽的にはもちろん、詩的にも気に入っている。前述のSarah McLachlanの「Surfacing」が97年で、Lilith FairというイベントやAlanis Morissette、Paula Coleとこの時期は弾き語り系の歌い方の独特な女性ソングライターが今より多く活動していたと思う。
この「Sprit」はその後の99年冬に出たクリスマスアルバムでアルバムプロジェクトに終止符を打たれた形になったが、もっと続けていても良かったのではと、惜しさも感じる。
ちなみにここまでの彼女は”弾き語り系”である。その後、彼女は01年に「This Way」というアルバムを出し、「Standing still」というPopsな曲を出し、今まで築いていたJewel像を打ち破る。(Live用にPopsが欲しいのだと当時は思っていたのだが…) 2ndシングルでは「Break me」を出し、壊れた感を更にアピールし、3rdシングル「Serve The Ego」では8曲入りMaxiを出し完全に売込み戦略が変わってしまう。そして、決定的なのは03年に出た「おサオよっ!!」こと「0304」。天敵はBritney??系の超間違い路線へ。ジャケットの水色地に蛍光ピンクと黄色。白人がこれをしたらただのおばちゃん。所詮アラスカの田舎娘を強調するだけだね。しかも内容は超Pops。ヒラリーダフでも狙っているのか系である。しかし狙っていたところで所詮Jewel。スリーサイズがジャケットでは斜めにごまかしているが、スリーサイズはボン・小ボン・ボンである。
おサオよっ!!で十分アナタのSpiritはわかったからさぁ、音楽的にSpritの頃に戻って欲しいのだが、今戻っても間違い認めてるみたいで困るけど。

