花菜園里山便り -480ページ目
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2007年 憧れのやまと絵 ~信貴山朝護孫子寺へ




2007年3月6日 信貴山朝護孫子寺へ訪ねた記事に追記しました
 
2020年NHK大河ドラマ「麒麟がくる」の2021年1月10日放送分は
松永久秀の最期の地がこの大和と河内の境信貴山朝護孫子寺であったこと
 
それで懐かしい信貴山朝護孫子寺の旅記録再掲載です

信貴山朝護孫子寺は

崇仏派の聖徳太子と廃仏派の物部守屋との戦いに聖徳太子は信貴山上で勝利を祈願すると寅年寅の日寅の刻に毘沙門天が現れ勝利法を会得し戦いの勝利を確信

勝利した聖徳太子は毘沙門天を彫り祀ったとされることが始まりのお寺

毘沙門天と虎が象徴

 


信貴山 朝護孫子寺  国宝・信貴山縁起絵巻のお寺

絵巻は『山崎長者の巻』『尼君の巻』『延喜加持の巻』 三巻から成る

 

絵巻によると

信貴山は やまと か? かうち(かわち) か?

今も尚 研究者の論争の争点です

 

最近の研究では 「やまと」と書かれた文字を「かうち」と書き直されていることは発見されています

京の都から見ると やまと であり

大阪から見ると かわち であると言う解釈

奈良と大阪の県境にある山です


 

信貴山縁起絵巻は 

京都 高山寺の鳥獣人物戯画

伴大納言絵巻

源氏物語絵巻

と共に 国宝四大絵巻に指定されています

 

肖像権 大丈夫かな? 信貴山で買い求めたので許されるかな?

 

 

 

一巻 

描かれる風景はやまと絵といわれる淡い色彩と繊細な描線で描かれています

繊細な美しいやさしい色彩でみずみずしい風景描写に心惹かれます

 

 

たくさんの米俵が宙を飛んでいる表現 

ジブリの監督高畠勲さんも影響を受けられた現代のアニメーションに通じる描き方 スケールの大きさは驚きです

人物の表情も豊かでユーモラスです

 

 

 

二巻

信濃の国から弟・命連を探して 姉・尼君の苦難の旅を描きます

長旅に疲れた姉君が東大寺大仏殿に休む様子が異時同図法といわれる描写法で表現されます

異時同図法で同じ背景に 祈る尼君 眠る尼君 歩む尼君 が描かれます

 

 

 

三巻

京の都にいる帝の病を平癒するため

命連の祈祷の遣い剣の護法童子が清涼殿の帝の元に飛来する姿が描かれます

その描き方がまた平安時代の表現とは驚きの感動です

 

 

 

この絵巻とは

放送大学 「中世日本の物語と絵画」 と言う視点で出会いました

そして 是非にこの物語の舞台に行きたいと思いました

 


2007年3月6日 念願の信貴山朝護孫子寺を訪ねました


わたしの住むところから遠く離れ

まるで行き方も地理もわからない電車に乗り方もレンタカーでも走れないだろう

それでもどうしてもこの絵巻の地を訪ねたかったのです

2007年当時は携帯電話は持っていましたがインターネットの普及は一部の利用者やパソコンが主流でした
現在のようにスマホでインターネットが当たり前でスマホやタブレットでGoogleマップやストリートビューで地図検索できる旅に便利な時代ではありませんでした
今はスマホとタブレットの大きな画面で地図や電車の乗り換えも見られてほんとうにひとり旅も便利になりました



そして 遂に行きました たった一人で

山の上に建つ本堂から遠く霞む山々や街並み

春の平野が広がる美しい風景でした

『信貴山縁起絵巻』のやまと絵に描かれた風景と目の前の風景を重ね合わせ感無量でした







 

高い山の斜面に多宝塔や本堂や宿坊などが建てられています

 

近鉄生駒線信貴山口からバスで来てバスで帰ります

 

バス停から朝護孫子寺の三門までは10分ぐらい歩きます その間には紫と白の葉牡丹や色とりどりのパンジーが植えられ 白椿が咲いていたり 桜もちらほら散り始めていました

初めて見た木の花トサミズキが民家の玄関先に植えられていて眼を奪われました

 

 
 
 

今でもそのときのこのトサミズキの淡い黄色とやわらかな花の姿に感激したことは忘れられません

 

心細い旅の心をほっと癒して慰めてくれた花さんたちです

 

 


 

この後とんでもない苦難の京都浄瑠璃寺へのお話しです

 

 



2007年 京都 一目惚れ~東寺

      

     3月5日


紅い野ばらのブログ


もう 15年も前になります

偶然に一冊の本で この曼荼羅を一目見たときから わたしの人生 変わりました

空海が唐から帰国するとき持ち帰ったといわれます

実物は唐から請来されたままの色彩で京都国立博物館に保管されています

東寺宝物館に実物大のレプリカが展示されていますが公開は期間限定です

色の鮮やかさ 仏さまたちの 生き生きとした表情

平安時代のままの唐の仏画です


人懐こい 温かな笑顔 ふっくらとした面差し

エキゾチックな西域風のすばらしい作風です


恐れ多くも 仏さまに一目惚れです


曼荼羅中の 曼荼羅

京都 東寺 正式名 教王護国寺所蔵の 国宝 西院本曼荼羅

向かって左が 金剛界曼荼羅 右が 胎蔵界曼荼羅 合わせて両界曼荼羅です

伝真言院曼荼羅 と呼ばれていました


遣唐使として唐に渡った弘法大師空海は 

高僧恵果より密教の全てを伝授され 予定より早く帰国します

帰国後 すぐには入京を許されないでいましたが 

時の帝 嵯峨天皇は空海の請来した仏教が 最澄の天台宗より優れていると認め

空海に 東寺を下賜します (平安京の入り口を守るお寺として 東寺 西寺がありました)

この東寺から真言宗が始まり 密教真言宗の根本道場になりました

空海が居住したところは大師堂 または御影堂といわれ東寺の西側にあります

後に そこで発見されたので 西院本曼荼羅 といわれます



紅い野ばらのブログ


2007年3月 東寺  

立体曼荼羅の講堂  驚きの大きな大きな建物です

大日如来を中心に 五知如来 五大菩薩 五大明王 六天部 の二十一尊が配されています

仏像の前で しばらく瞑想します

心がとても落ち着きます


紅い野ばらのブログ


国宝 五重塔 創建当時のまま残る 唯一の五重塔です

初層の公開に 偶然出会えたことがあり 中に入りました

仏さまが描かれています 色は薄くなっていますが 優しい美しいお姿です

その時 偶然の公開に出会い 幸運を感じました


      
紅い野ばらのブログ

東寺の境内のあちらこちらに植えられている河津桜のまだ若木です

濃いピンクの大きな花が満開でした

春早く咲きますね 有名な伊豆の河津の桜です



                  

紅い野ばらの 解釈と記憶で書いています

仏さまへの信仰はありますが一つの宗教にのめり込んでいるわけではないです

一般的な知識の範囲としてご理解くださいね








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