2007年 京都 一目惚れ~東寺
3月5日
もう 15年も前になります
偶然に一冊の本で この曼荼羅を一目見たときから わたしの人生 変わりました
空海が唐から帰国するとき持ち帰ったといわれます
実物は唐から請来されたままの色彩で京都国立博物館に保管されています
東寺宝物館に実物大のレプリカが展示されていますが公開は期間限定です
色の鮮やかさ 仏さまたちの 生き生きとした表情
平安時代のままの唐の仏画です
人懐こい 温かな笑顔 ふっくらとした面差し
エキゾチックな西域風のすばらしい作風です
恐れ多くも 仏さまに一目惚れです
曼荼羅中の 曼荼羅
京都 東寺 正式名 教王護国寺所蔵の 国宝 西院本曼荼羅
向かって左が 金剛界曼荼羅 右が 胎蔵界曼荼羅 合わせて両界曼荼羅です
伝真言院曼荼羅 と呼ばれていました
遣唐使として唐に渡った弘法大師空海は
高僧恵果より密教の全てを伝授され 予定より早く帰国します
帰国後 すぐには入京を許されないでいましたが
時の帝 嵯峨天皇は空海の請来した仏教が 最澄の天台宗より優れていると認め
空海に 東寺を下賜します (平安京の入り口を守るお寺として 東寺 西寺がありました)
この東寺から真言宗が始まり 密教真言宗の根本道場になりました
空海が居住したところは大師堂 または御影堂といわれ東寺の西側にあります
後に そこで発見されたので 西院本曼荼羅 といわれます
2007年3月 京都に行くと必ずお参りします 5回目です
立体曼荼羅の講堂 驚きの大きな大きな建物です
大日如来を中心に 五知如来 五大菩薩 五大明王 六天部 の二十一尊が配されています
仏像の前で しばらく瞑想します
心がとても落ち着きます
国宝 五重塔 創建当時のまま残る 唯一の五重塔です
初層の公開に 偶然出会えたことがあり 中に入りました
仏さまが描かれています 色は薄くなっていますが 優しい美しいお姿です
その時 偶然の公開に出会い 幸運を感じました
東寺の境内のあちらこちらに植えられている河津桜のまだ若木です
濃いピンクの大きな花が満開でした
春早く咲きますね 有名な伊豆の河津の桜です
紅い野ばらの 解釈と記憶で書いています
仏さまへの信仰はありますが一つの宗教にのめり込んでいるわけではないです
一般的な知識の範囲としてご理解くださいね