宮城県へ向かう途中、昼食。夕方に着く。

翌日、視力の検査と身体検査。いまは、お客さんなのだと言う。そして入隊が決まる。

まず、制服、戦闘服、靴などを支給される。そして階級章や名札を縫う針仕事。

ランニング、腕立て伏せ。号令に従って整列したり、歩いたり。やたらと、着替えをしないといけない。

銃の貸与式。特殊な職場であると、認識する。

いるのは共通教育中隊。受けているのは全部隊に必要になる訓練だ。

この3ヶ月ぐらいの前期教育が終わる前に区隊長と班長と面談。

ぼくの実家の住所などを聞かれた後で区隊長が言った。

「村山、貴様の配属されるのは新設される災害派遣専門部隊である特務部隊。貴様はコンピューターに選ばれたエリートだ。陸海空のエリートが集る部隊に行かせる」

家に自衛隊の人が来て、事務所に連れていかれて筆記試験を受けた。公務員試験としては、簡単だった。筆記試験は通った。次に健康検査のような試験。耳の検査や視力の検査。

6月に入隊することになるそうだ。

高校最後の期末試験のテスト勉強もしないで、ランニングをしたり腕立て伏せをしたりした。

それが、いきなり4月の入隊になると言われた。宮城県で、まず教育を受けることになる。

家に、「あなたの階級は2等陸士です」という文章から始まる入隊を教える手紙が届いた。

入隊の日、下着やタオルなどを用意し、母から現金1万円をもらう。ぼくを担当している地方協力部の人に車で秋田駐屯地に送ってもらう。その翌朝、20人ぐらいでマイクロバスに乗って宮城県に向かった。

江崎くんの友達くんがリーダーをしていたグループは二つに分かれた。世界の人口を100万分の1以下にしようとするグループともっと穏やかな方法で使命を果たそうというグループとにだ。江崎くんの友達くんを裏切り者として、爆破しようとするグループもあった。それで、穏健派となったグループは10体ぐらいの自爆ロボットに護衛をさせた。また、外見が人間の美男美女にしか見えない自爆ロボットたちは食事のしたくや掃除とかいった家事もして江崎教授の世話をした。

江崎教授は教授としての仕事が出来なくなったが、名誉教授という称号を大学からもらった。

それで大学は江崎くんに脳の障害などを新薬の投与やゲームをプレイすることにより改善する研究を協力してもらうことにした。認知症はすすむことを遅らせられても、元にはもどせないとされた。だが、大学は江崎くんに協力してもらうことで認知症を改善出来る方法が、発見出来るのでないかと考えた。その研究の謝礼金と障害者年金で江崎くんの生活費は賄えた。

脳波や心拍計の機能のあるウェアラブルコンピューターを着て、江崎くんは江崎くんの友達くんと脳の回復のために効果があると思われるゲームをした。その様子はウェブカメラでも観察された。