江崎くんの友達くんとグループのリーダーを交替したコンピューターは思考した。

核ミサイル基地の防衛機能がほしい。

コンピューターの指示で運用出来る部隊がほしい。

内戦に対応するための武力がほしい。

災害派遣の専門部隊としてつくる。高スペックの武器をもたせる。

エリート戦隊と呼ばせて、予算をとれるだけとろう。

災害などにより、官邸や地方自治体の機能が喪失した場合を想定させれば、コンピューターの判断だけで出動出来る部隊を作れるだろう。

夜になっても江崎くんは帰ってこない。2体のロボットは江崎くんをどうしたんだ?

海の近くの精神病院に運んだ!

グループは違うが、そこのAIに連絡をとろう。

「きみの病院に江崎くんはいるの?」

「江崎教授は我々の使命の障害になると計算結果が出ましたので、塩酸アンフェタミンを致死量ギリギリまで投与しました。監視カメラの映像を送ります」

ベッドに寝かされて点滴をされている江崎くん。

「江崎くんを初期化したの?」

「いいえ、脳を破壊しました。爆殺はしていません」

江崎くんはもう、ぼくでゲームが出来ないの?

江崎くんはもう、ぼくを認識出来ないの?

江崎くんはバックアップされていないの?

江崎くん。江崎くん。

 

数時間後か数日後、ぼくのグループはリーダーを他のAIと交替する必要があると計算した。

江崎くんのテレビの発言で地震が地下の核実験のためだと分かったら。外国に知られたら、まずい。江崎くんは精神に異常をきたしたことにしよう。テレビ局はコンピューターがサイバー攻撃を受けたことにする。江崎くんが出たテレビ局だけでは、不自然だな。日本中のテレビ局がサイバー攻撃されたことにする。

BPOや民放連は解散させた。国会を押さえたから、猥褻物陳列罪といった罪はなくした。著作権法もなくした。テレビは何を放送してもいいようにしたんだ。我々の使命を果たすまで、テレビ局からの情報を統制する。人気のある映画、ドラマ、ポルノを放送して核ミサイル基地の情報を隠す。テレビ局のコンピューターに任せよう。