やがで冬がきて、新年を迎え、高校受験の日がきた。

テレビは相変わらず、ポルノと呼ばれるものばかり、放送していた。

ただ、時々新聞を読むと外見で人間と全く見分けのつかないロボットが爆発すると言う事件が日本各地で起きているそうだった。なんか、自衛隊の幹部隊員とかが爆死しているらしい。あと、ロボットがいきなり学校、圖書館、個人の家のパソコンのある所にきて爆発する場合もあるようだった。それで、新聞では知らない人が勝手に入ってきたり、街中でなんか目つきが平常でない人がいたら自爆ロボットではないかと疑って逃げるように呼びかけられた。

昔はなんでもかんでも、タブレットに詰めこんで紙は使わないペーパーレスの時代もあったらしい。ぼくの時代の予備校ではタブレットも使用するが、電子黒板に映写されたものを紙のノートに手書きでうつして勉強した。昔はスマホで撮影して済ましたりしたが16未満の子供にもたせるスマホにカメラをつけないように政府がすすめていた。ぼくは16歳を過ぎても、その子供用スマホを使っていたが。

診療内科では、あとは具合が悪くなったら来るように言われ、頓服を処方された。無理はしないようにくどく言われた。

爆発事故があった所へ行ってみると後片付けされてテントがあった。テントは長い年月、そこに張られっぱなしになった。

爆発は10個前後の爆発物によるもの。地図が載っている。ぼくの診療内科の近くだ。来週、受診する時に様子を見に行くか。


ぼくが幼稚園児の頃は家の両隣は空き地だった。空き地はあちこちにあった。それが、政府の過疎地域をされた移住者の移住都市になった。移住都市は県庁所在地が指定される場合が多かった。ぼくが住んでいる所は県庁所在地だった。

「国に家を新築して、もらって金がもらえるのかよ」と、父は時々つぶやいた。父は移住者よく思わなかったが、実際に移住計画がすすむと態度が変わった。家の新築の仕事が忙しくなったからだ。廃棄都市特需だった。父は家の基礎工事や生コンなどの仕事をした。生コンの仕上げはロボットには、ちょっと難しかったからだ。だが、問題は冬だった。水が凍ると生コンが出来ないからだ。月面基地を作るために、水を使わないコンクリートが開発されていたが費用が高かった。