旅のお土産 | つながっていこう~オンライン版絵本で支援プロジェクト【公式ブログ】

 

旅のお土産

  

初めまして。三重のけろちゃん です。カエルスター

 若葉の季節、お出かけするのが楽しくなりますね。この時期は、近所の散策も良いで すが、少し遠くへの旅へ出るのも良いかなと思います。 
 

少し遠くへの旅に出るとき、私は絵本を自分へのお土産として購入すること にしています。

なんだか記憶力が衰えてきているようで、写真を見て思いだすしかないかなと考えていた時、旅先で子ども用として絵本のお土産を購入して帰ると、その絵本と旅 先、思い出が結びついて、記憶に残るようになりました。

それからは、旅先で絵本をお土産に買って帰るようになりました。


絵本であれば、読 み聞かせの絵本を選ぶ時に背表紙をみつけたり、読んだりして思い出す機会が増え、 より記憶に残るようです。 

自分の記憶力の弱さをきっかけに始めたことですが、ちょっと面白い思い出の記憶法 になっています。

 
桜が散る頃、京都に行きました。

 

過去に買ったお土産絵本と、今回お土産で 買った絵本について面白い体験をしてきました。
 京都丹波にある絵本屋さん「えほんちゃん」でこの旅のお土産絵本を買おうと思って お邪魔しました。 

お店に入り、展示されていたオオカミの表紙を見て、無意識に絵本を手に取りまし た。

「読んでもいいですよ」と店主の谷さんから声を掛けていただき、立ち読みさせて いただきました。

その内容は、オオカミが自然を復活させた絵本。壮大な実験がわか りやすく書かれている『自然を再生させたイエローストーンのオオカミたち』という 絵本でした。

 この絵本を読んだ時に、以前購入している『エゾオオカミ物語』を思い出 しました。

 

それは13年前の夏休み、北海道の旭山動物園に行ったときに購入した『エゾオオカ ミ物語』。 

この絵本を読んで、道内ではエゾオオカミがいなくなり、エゾシカが増えて人々を困 らせていることを知りました。

 

 そのことをすぐに実感することになりました。

 走行中に、光る二つの目。エゾシカが車の前を横切りました。これには驚きました。 その後、注意しながら道内を移動中、道路から見える範囲内で何度も確認することが でき、書かれていることを身近に感じた体験です。 

子どもたちと「オオカミを連れてきたらいいのにね。」と話したことが思い出されま す。 

あの頃考えていたことが記憶に残っていたから、オオカミの表紙を見て無意識に手に 取ったのだと思いました。

『自然を再生させたイエローストーンのオオカミたち』 は、実際のお話を元に書かれていて、詳しく知りたいと、絵本からきっかけをもらい ました。

 

 
『自然を再生させたイエローストーンのオオカミたち』

 

作: キャサリン・バー 絵: ジェニ・デズモンド

 訳: 永峯 涼  監修: 幸島 司郎 植田 彩容子

 出版社: 化学同人 発行:2021年10月 

 

オオカミがいなくなり、生態系が崩壊したイエローストーン国立公園を、他のと ころのオオカミを連れてきて、生態系が復てていった物語。

 

『エゾオオカミ物語』 

作・絵: あべ 弘士

 出版社: 講談社 発行:2008年1月

 

 

 

『たんぼレストラン』

 

 作・絵: はやし ますみ 

出版社: ひかりのくに

 

「えほんちゃん」の店主、谷さんとお話しする事が出来ました。 作家の はやしますみさん がお友達ということもあり、紹介された一 冊です。

 

 田んぼの春から秋にかけて、おいしい お米が実るまで、田んぼは まさにレストランのようなもの。そこで暮らす生き物たち が生き生きと描かれていて、実際のたんぼにもこんな物語があるのかなと想像させて くれます。 

私は、主役が生き物という視点が面白いと感じ、一人で楽しむのはもったいないと思 い、読み聞かせで聞いてもらいたい!と思い購入しました。今から楽しみです。

 

 「作・絵: あべ 弘士 出版社: 講談社」 忘れっぽい私が、旅の思い出に買った絵本。絵本と実体験を旅先で結びつけることで 記憶に残るのかもしれません。絵本を読むたびに、旅先の思い出や、選んだ時に思っ た記憶もよみがえる。今回のように、思い出から興味へと変化する出会いもあり、旅 先で絵本を購入すること、ますます自分の記憶のために続けていきたいと思うのでし た。

 

お付き合いいただきありがとうございました。

 

 

けろちゃんスター

ありがとうございます
旅の思い出の一つに絵本。

記憶の定着に一役買っているのですね。
次は、どこでどんな絵本との出会いがあるのでしょう。

またお話聞かせてねバイバイ

 

 

                      (ブロブ編集局 えりちゃん)