雪が降ったら・・・ | つながっていこう~オンライン版絵本で支援プロジェクト【公式ブログ】

こんにちは!

東京のじゅんじゅんです~キョロキョロラブラブ

 

節分が終わり、立春が過ぎて暦の上では春ですね。

月曜日、東京はお昼頃から雪が降り始め、大雪警報が発令され、わが家の辺りでは目測5センチ超の積雪でした雪

北国の方には申し訳ないけれど、数センチの積雪で生活が立ち行かなくなるような不安感を体感してやや焦りつつ、ちょっとしたイベント気分を堪能しました。

 

勤務先の学校では、

子ども達の喜ぶ声があちこちから聞こえてきましたルンルン

 

こんな日の読み聞かせはやっぱり雪の本だよねー!

ってことでニコニコ

 

1年生にはこちら飛び出すハート

 

『しんせつなともだち』

方軼羣/作 君島久子/訳 村山知義/画

福音館書店 1987年1月

 

 

雪がたくさん降り積もったある日、ウサギは食べ物を探しに出かけるとカブを2つ見つけました。一つは食べて、もう一つはロバの所へ届けますが留守です。ロバも食べ物を探していたのですが、サツマイモを見つけて家に帰るとカブが!お腹を空かしているであろうヤギの所へカブを届けます。ヤギからシカへ、そしてシカからウサギへ。友達を想う温かな気持ちが巡ります。

 

いつも真ん中を陣取っている男子がボソッと、

「えー!なんでー?食べちゃえばいいのに」と笑い泣き 
その隣の子は「えー!またいないのー?」
その他「あー、やっぱり戻ってきたか・・・」
つぶやきがあちこちから漏れてきました。
カブがうさぎに戻ってきた場面で、担任の先生のとってもうれしそうな笑顔も印象的でしたニコニコ
 
好奇心旺盛な2年生にはこちらパー
 

『ゆきのけっしょう』

武田康男/監修・写真 小杉みのり/構成・文

岩崎書店 2019年12月  

雪の結晶は、赤ちゃんが生まれて少しずつ大きくなって、それぞれ形を変えて、空から落ちてくる。ひとつとして同じ形はない。自然の営みの中で行われる神秘的な写真絵本。

 

写真がとても美しい絵本なので、テキストを読んでから絵本を動かし、全員が見えるように間をたっぷりと取りました。「うわー」「おー」と歓声!絵本に載っている雪の結晶は拡大したもので、実物大は砂つぶほどだと説明を加えると、かなり驚いた様子でした。科学絵本が美しい写真によって子ども達に事実を伝えるのは非常に有益なことであり、本当に素晴らしいと思います。いつかまた雪が降ったら、この絵本を思い出してくれたら嬉しいです。

 

そして、3年生にはこちらをアップ

 

ゆうかんなアイリーン

ウィリアム・スタイグ/作 おがわえつこ/訳

らんか社 1988年12月

お母さんが一生懸命作った綺麗なドレス。頼まれていたお屋敷の奥様に届けなければなりません。ところが、雪が降り出し、お母さんは風邪で寝込んでしまいました。そこで、アイリーンはお母さんの代わりにお屋敷へ届けることを決意し、ドレスを薄紙に包んで箱に詰めます。しかし、雪はますます強くなり、足首まで積もり、風が強くなって、なんとドレスの箱を吹き飛ばしてしまいました。道に迷ったアイリーン、日が暮れてきました。でも、崖から滑り落ちた時、アイリーンはいい考えが思い浮かんだのです。それは一体・・・。
 
私はお母さん目線でアイリーンをひたすら見守り励ましていたのですが、子ども達はしっかりとアイリーンに成りきって、お話の世界に引き込まれているようでした。各ページのアイリーンの表情が目の形や目線、顔の角度によって、「元気ない」「張り切ってる」「耐える」「もう無理」などの感情を私たちに赤裸々に語りかけてくれています。ウィリアム・スタイグの画法が素晴らしいので、テキストを読まず絵をじっと見ていると、絵だけで十分にストーリーが展開していくのがよく分かります。
 
さて、今回の雪で心残りなのは・・・
雷が鳴って、雪が雨に変わってしまい、雪だるまを作れなかったこと汗今年またどこかで雪が降りますように!?ルンルン
 
私のブログ担当は7日投稿ですが間に合わず、日を跨いでしまいました。ごめんなさい!!
今日はあいりーんのブログの日飛び出すハート

 

 

 

にじのひろばのあいりーんは、私にとって一緒にいてくれるだけで「こころづよいアイリーン」ですニコニコ

 

ではでは、また来月お会いしましょう虹パー