ようこそ猫町文庫へいらっしゃいました
ここは、勤務先幼稚園の図書コーナー。
クリスマス飾りでお出迎えしています。
一年間活躍してくれたうさぎくんです。ご苦労様でした。
もうすぐ龍くんにタッチですね~。
幼稚園では、毎週金曜日に貸出しをして、お家の方と楽しんで月曜日に返却です。
年長さんは、2冊借りる事ができます。
先日、1冊だけ手にもってやってきた姫ちゃんが、
「おかあさんが、子どものころにテレビでみたクリスマスのお話しの絵本を探しています。」と告げました。
おー!!レファレンス案件ですね。
他のお友だちの貸出を終えてから、もう一度、図書コーナーへ行ってみました。
わかっていることは
①テレビでみた ②クリスマス絵本
映像化しているクリスマス絵本ってあるんだろうか?
ふと、頭にうかんだのは、『「急行」北極号』です。
クリス・ヴァン・オールズバーグ/作・絵
村上春樹/訳 あすなろ書房 2003年11月
(1987年/河出書房新社より発行されています)
これは『ポーラ・エクスプレス』というタイトルでCGアニメ化で2004年に映画化されました。今から20年前・・年齢的にもあっているように思えるのですが・・・
姫ちゃんは2冊めの絵本に借りていきました。
レファレンスは正解だったのかな?
サンタクロースに会いたい子どものところに現れる蒸気機関車。
サンタクロースの住む北極を目指して進んでいく機関車の窓から見える景色と夜の暗さ、静けさが幻想的な世界を盛り上げているように感じました。
サンタクロースからもらえるプレゼント、少年が欲しいと願ったものは・・・。
絵本は絵をみているといろいろなものがたりが生まれてくるので素敵です。映像は自分も汽車に乗って北極目指しているような気分になること、そして、音が耳に心地よくのこるのがいいですね。
映像化、この絵本もありました。
レイモンド・ブリッグズ/作・絵
すがはらひろくに/訳 福音館書店
1974年
『ファザー・クリスマス』のタイトルで1991年に映画化されています。
サンタさんはさむがりで、さむい、さむい!と文句をいいながら子どもたちにプレゼントを配っている姿が衝撃でした。
お風呂に入ってビールを飲んで、トナカイさんにごちそうも忘れない。優しい一面もアリ!のサンタさん。
どこかのお父さんのようです。
マンガのようなこまわりで絵の中でサンタが動いているようにみえました。
動くアニメを見るよりも絵本を読んでいる方が楽しかったとの記憶がある絵本です。
テレビでみた!とは
アニメ映像ではなく、クリスマス絵本の紹介番組だった・・という事も考えられます。
クリスマス絵本はいろいろありますね。
皆さんはどんな絵本がおもいうかびましたか?
さて、猫町文庫のクリスマスの絵本を紹介します。
アリスン・アトリー/作 上條由美子/訳
山内ふじ江/絵 福音館書店2010年
(こどものとも 2006年12月)
今年のクリスマスはお母さんが病気で入院しているので飾り付けもごちそうもありません。
そんな様子にたまりかね楽しみねずみたちは猫になんとかしろと訴えます。
ねずみがねこに・・・?
クリスマスイブ、こんやはみんながなかよくする日。
ねこもねずみをたべません。 力を合わせて、室内を飾りケーキを焼きました。
クリスマスの準備が整ったときにやってきたのはサンタクロースです。
「みんなが仲よくする日」この言葉を声にだすのが嬉しくて、何度も読んでしまう1冊です。
2023年、ねこ絵本にお付き合いくださいましてありがとうございました
よいお年をお迎えくださいね。ではまたね~
byとしさん@三重