何気ない日々の暮らし、それはかけがえのない幸せ。 | つながっていこう~オンライン版絵本で支援プロジェクト【公式ブログ】

こんにちは!じゅんじゅんです〜キョロキョロラブラブ

 

くぼちゃんの「自転車さんぽ」

昨日はとっても清々しい気持ちになりましたね晴れ

私は今月から「自転車つうきん」になりました!

東京では茶畑やれんげ畑は残念ながら見られませんが、

自転車を漕いでいると全身で季節を感じてウキウキ虹

春風に吹かれながら、公園や街路樹、民家の庭先の花々を眺め、

自転車つうきんを楽しんでいます〜(もちろん安全運転で!)

 

さて、このGWは、子ども達と一緒に、

わが家の小さな畑「にじばたけ」で汗を流しました。

2回目の春を迎え、お野菜の種類を増やすチャレンジ!

ピーマン、なす、中玉トマトの苗を植え、サンチュの種を蒔きました。先月苗植えをした枝豆は来月には収穫予定で、その後はトウモロコシを植えます。

おうち焼肉とおつまみもできそうなメンバー!! 楽しみ~音譜

 

 

種を蒔いていたら、先日子ども達と読んだ絵本を思い出しました。

 

『ふしぎなたね』

安野光雅 作

童話屋 1992年

あるところになまけものの男がいて、仙人が2個のふしぎなタネをくれました。タネを1個食べると1年間お腹が空かない、

1個地面に埋めると、来年の秋には新たなタネが2個なる。

その男は仙人の言う通りに、1個食べて1個埋めてを繰り返していましたが、何年か経って、2個とも埋めることを思いつきました。すると、2個のタネは4個に増え、1個食べて3個埋めると6個になる・・・このようにどんどん増えていきます。まさに数学の世界!家族が増えたり、知人に分けたり、貯蔵したりと計算がとても複雑になります。わが家の、まだ掛け算がわからない子どもも一生懸命指を折って数え、兄弟で大盛り上がりでした。

 

続いて、タネつながりでもう1冊!

第77回(2021年2月21日) オンライン絵本会にじのひろば

で読まれた絵本です。

 

『Life ライフ』

くすのきしげのり 作

松本春野 絵

瑞雲舎 2015年3月

 

 

一人のおばあさんが『Life』というお店にきました。おばあさんは亡くなったおじいさんが用意していた春に咲く花の種を置いて帰り、目に止まった写真立てを手に取りました。そう、この店は街の人たちが訪れるリユースのお店なのです。冬の間に何人もの人がこのお店を訪れ、春には素晴らしい奇跡が起こります。くすのきしげのりさんは後書きの中で、「『人生』と言うことを考えたとき、(中略)それぞれの時間の流れの中で、人と関わりながら生きることであり、言い換えれば、『人は、(生かされながら)生きている」と仰っています。人は一人では生きていけない、人との繋がりの中で生かされ生きていると。この作品を読むたびに心が温かくなります。

 

この頃しみじみと思うのは、

何気ない毎日が何よりも大切だなということです。

朝、元気に目覚め、家族に「おはよう」と言えること

毎食ご飯をおいしくいただけること

子ども達を学校に送り出す背中を見送ること など・・・

何気ない日々の暮らしは かけがえのない幸せ です。

 

そして、そんな私の気持ちを、代弁してくれたのがこちらの絵本でした。

 

『えんどうまめばあさんとそらまめじいさんのいそがしい毎日』

松岡享子 原案・文

降矢なな 文・絵

福音館書店 2022年4月

(見返し必見!えんどうまめばあさんとそらまめじいさんの家と春の庭が描かれます。表と裏の見返しをよーく見比べてね!!)

 

小さな家にえんどうまめばあさんとそらまめじいさんが仲良く暮らしています。二人は働き者ですが、一つだけ困ったことがあります。何かをしていても他にやりたいことが見つかると、すぐに始めないと気が済まないのです。お昼ごはんもそこそこに、えんどう豆のつるに棒を立てるのかと思いきや、草取りを始めたり・・・ほったらしで次々と新しいことを始める二人。まるで、私のようだと思わずププッと笑ってしまいました。「はたらいた後のごはんはなんておいしいんだろうねえ」と語るおじいさんとおばあさんに胸がジーンときました。目の前のこと一つ一つに心を込めることや、日々の暮らしが何より大事だと気付かされます。今年1月に永眠された松岡享子さんの遺作です。朝日新聞デジタルの有料会員限定記事ですが、松岡先生のこの作品への想いが書かれています。(こちら

 

先日、教文館ナルニア国にて原画展をみてきました。

6月5日(日)までです。お近くの方はぜひ~!

 

 

最後まで読んでくださってありがとうございます!

ではまた来月お会いしましょう~パー音譜