こんにちは
絵本大好き、みみちゃんです。
絵本のお話で、この前89歳でお亡くなりになった児童文学者、神宮輝夫さんの昔の講演会でのことを書きます。
『かいじゅうたちのいるところ』
作: モーリス・センダック
訳: じんぐう てるお
出版社: 冨山房 1975年
の名翻訳で有名な先生。
「素晴らしい本に触れることは素晴らしい音楽に触れることに似ている。
素晴らしい音楽を聴く前と聞いたあと、素晴らしい本を読む前と読んだあと。
明らかに人は芸術に触れる前と触れたあとは違う人になる、生まれ変わるくらい変わることもある。
芸術とはそういうものです」
芸術のなんたるかを簡単に解説されていてびっくりし、大納得した講演で忘れられません。
絵本がこんなに好きなのも、
何気ない小さな1冊が、私を元気づけたり、心が洗われたり、慰めてくれたり、勇気づけてくれたり。
読んだあと爽快感や自分の気持ちが変わっていたのは
私自身が生まれ変わっていたのか!
だから本選びも慎重に、変な本を読みたくないなあ、と思ってます。
絵本好きの人がおすすめする本は、安心して読めますね。
私が最近大人になってからとても励まされている絵本があって、
それは
『どうぶつ四字熟語えほん』
石井聖岳(著/文)
発行 のら書店 2018年10月10日
たくさんの四字熟語の解説が熟語に合った動物のイラストつきであります.
【完全無欠】とか
【猪突猛進】とか笑
この絵本、
私のこどもが大学を中退した時にたまたま目について絵本屋さんで立ち読みしたんです。
最後のページが
【前途洋洋】
苦労して入った大学中退って、これからどうしようか、かなり私が暗くなってたから
【前途洋洋】をみて、
本当にそうだな、合わない大学辞めてうちの子、前途洋洋だった!
と思い直して、買ってずーっとトイレにおいてそのページばっかり見てました。
(トイレに絵本の飾り棚があるんです!)
そんな子どもも別の大学に入り直して来年卒業です。
四字熟語なんて親の下心絵本だよね、と、それまで思っていたのが、「これ、私向けの絵本だった!」と思って発見でした。
今もこの本をよく読んで
私の人生
【十人十色】で【一進一退】の
【前途洋洋】だなと思ってます。
みみちゃん
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編集後記
4月のご寄稿に引き続き二度目をおねだりしました❣
本職は漢方薬のスペシャリストですが、絵本が大大大好きなみみちゃん。
心に響く言葉の玉手箱のようなご寄稿を、今回もありがとうございます。
余談ですが・・・・実は、トイレに絵本、私も、です( *´艸`)
ブログ局たかたか