こんばんは。
なんだか久しぶりの更新となってしまいました。
入荷も続いてますが、決してさぼってたわけでは・・・。
instagramではなるべく早めに紹介しておりますので、是非そちらもご覧になってみてください。
最近気温上がったり下がったりで、まだ春物はなんて方も多いですが、それでも完売したアイテムもちらほらでてきております。
まだ春物と冬物を合わせて着る時期ですが、春物は早めが吉です。
是非ご来店ください。
本日はこちら。
Nigel Cabourn
ARMY TRAINERS HIGH TOP
COL/NAVY
SIZE/7H・8H・9H
\20520
定期的に発売されています、ナイジェルケーボンのスニーカー。
当店では初セレクト。
以前はコンバースとの共作だったりしましたが、最近は国内生産へ移行しております。
第二次世界大戦当時のミリタリートレーニングシューズがベースとなっております。
つま先のデザインが、ヴィンテージのそれと似ていて印象的ですね。
ややボリュームを持たせていますので、履きやすくなっております。
生産は140年の歴史ある、国内でヴァルカナイズ製法を行っているあそこです。
ですが、すべてお任せではなく、やはりナイジェルケーボン。
こちらはそのヴァルカナイズの製法だけではなく、アッパーの素材も秀逸。
生地には第一次世界大戦時に英国陸軍が使用していたバッグの素材からインスパイアされた「ヘビーオックス ファブリック」を使用しています。
極太の綿糸を2本引き揃えて、タテ糸、ヨコ糸に用い密度の限界まで打ち込みを入れる事によって、ヘビーデューティーな素材に仕上がっています。
この生地のハリ感は是非店頭にて。
そしてヴァルカナイズ製法。
歴史は古く1839年にアメリカでチャールズ グッドイヤーは発明した製法。
よく見る、ローテクスニーカーの型ですね。
アッパーの布生地とソールのゴム、簡単に接着しているように見えますが、ヴァルカナイズ製法が発明される以前は接着による強度、耐久性に難ありといった感じで。
この布地とゴムといった異なる素材を接着し高い耐久性を可能にしたのが、この製法となります。
生ゴムに硫黄と熱を加えると硬化する化学変化をつかったもので、まず手作業でアッパーとソールをくっつけた状態にセットし、その間に固まる前の生ゴムを流し込んで接着し、硫黄で満たした100度以上の釜で、 約一時間、スニーカーを加圧・加熱します。
その後釜から出されたスニーカーはまだ熱を持ち、変形等しやすいので大型の扇風機により長い時間冷まし、形状を安定させます。
基本手作業により行われますので、その効率の悪さ、大きな設備等、コストのかかる生産方法ですので、現在国内には昔ながらのヴァルカナイズ製法を行う工場は数社のみと聞きます。
いまは、より生産効率の高い製法、工程、設備や海外生産にて比較的手ごろな価格のものもありますが、この昔ながらのヴァルカナイズ製法とナイジェル ケーボンのオリジナルファブリックを使用したARMY TRAINERS HIGH TOP、オススメです。
是非店頭にて。