リアルフィッシャーマンセーターってやつです。 | つくば市のセレクトショップ JAMのBLOG

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茨城県つくば市にあるセレクトショップJAMです。

こんばんは。

 

本日もありがとうございました。

 

先日紹介のNigel CabournのPEA COATですが、早速好評にて完売となりました。

 

なかなか服が売れないという時代に、けっして安くないアイテムを、ネットではなく店までご来店頂き、笑顔で購入して下さるお客さんと会えたというのは、この上なく仕事冥利に尽きます。

 

ありがとうございます。

 

まだ紹介していない、秘蔵っ子のアウターや今週末はダウンジャケット等も入荷予定ですので、是非店頭覗いてやってみてください。

 

本日はコチラ。

 

 

GUERNSEY WOOLLENS

Traditional guernsey stripe

COL/NAVY×ARAN

SIZE/36・38

¥25812

 

ここ数年毎年このカラーは必ずオーダーしておりますね(笑)

 

ガンジー ウーレンズからガンジーセーターが届いております。

 

お馴染みですがガンジーセーターとは?

 

GUERNSEY WOOLLENS(ガンジーウーレンズ)は、もともとCHARNEL JUMPER(チャネル ジャンパー)というガンジー島のガンジーセーターメーカーから、1976年創業のガンジーウーレンズが、引き継ぎ、ブランド名も変更となりました。

 

1976年の創業から、それ以前のチャネル ジャンパーのときより変わらぬ、島内の小さな作業場にて、伝統に絶対の自信を持つ職人の手により、マシンメイド、ハンドメイドによって、これまで受け継がれてきた伝統的なガンジーセーターを生産しております。

 

そのガンジーセーター、歴史は古く16世紀まで遡ります。

 

発祥には諸説ありますが、チャネル諸島・ガンジー(ガーンジー)島が発祥というのが説得力ありますね。

 

場所で呼び方が異なり、ジャンパー、ジャージー、フロックといったりもします。

 

ガンジー島の位置をご存知でしょうか?

 

フランスの上、大西洋上に浮かぶイギリス王室属領の島で、いくつかの島をもってチャネル諸島と呼びます。

 

そこで、漁師が着ていた、まさしく本物、ガチな、リアルな作業着・防寒着となります。

 

そんな本物のリアル、フィッシャーマンセーターから、それが19世紀から20世紀初頭にアラン諸島に伝わり、白いケーブル編みのアランセーターとなったようです。

 

漁師が北太平洋海流にのって、北へ向かい、行く先々の港などから技術が伝わっていったのでしょう。

 

またガンジーセーターといえば、その編み柄は母から娘に受け継がれ、さながら家紋のようなもので、漁に出る夫の無事と豊漁を祈り願い、もし万が一海で何かあった場合は、その編み柄で身元を判別したといいます。

 

一昔前まで、アランセーターの伝説とされていたこの話は、商業的なアランセーターのことではなく、実は家庭内で編まれ、家族のための編み物としたガンジーセーターの逸話なのです。

 

 

 

そんなガンジーセーターは実用性も高いセーターとなっております。

リアルフィッシャーマンですから、当たり前です(笑)

 

ガンジーセーターにはブリテッシュウールで作られた、専用のガンジーヤーンという脂分が多く、空気を含みやすい毛糸があり、Guernsey Woollensでは5Ply(5本より合わせている)のしっかり撚られたもので、しっかり目を詰めた編地は、あのずっしりとした重みを感じます。

 

また表裏はありません。

 

これは夜間の海でもどちらが前か気にせず着用可能なことや、ハードワークによる肘の擦れとうが軽減でき耐久性が上がるためです。

 

モックネックの襟の両脇には三角のネックガゼット、袖付けの部分にはガーターステッチパネル、裾のガーターステッチウェルトとスリット、脇下の菱形のアンダーアームガゼットは、漁の作業の中でも、その実用性を考慮され、防風性、保温性を高めるためタイトな作りのなかでも、十分な運動量を確保するための、ディテールとなります。

 

馴染むまでは、多少のお時間を頂きます(笑)

 

それでも、馴染んだときは、秋冬決して手放せないパートナーとなります。

 

豆知識

 

ウーレン(紡毛)とウーステッド(梳毛)は原毛や紡績にも違いがあり。。

 

ウーレン ヤーン(紡毛糸)は、「繊維原料を手で紡ぐ」方法を工業化した伝統的手段で、原毛の長さの短いもの使い、原料を選ばず、櫛けずり(コーミング)しない、太く撚りが甘い毛羽のあるざくっとした糸で、これを使った代表的紡毛織物(ウーレン)にツイード・メルトン・フランネルなどになります。

よく、~混セーターなどありますが、羊毛(ウール)の他にも、アルパカ・アンゴラ・モヘア等の羊以外の毛(ヘア)も使用していることになります。

 

ウーステッド ヤーン(梳毛糸)短い原毛、不純物を取り除き、5cm以上の原毛を使用し、よくすいて、繊維を直線状に引き伸ばすと同時に、平行状態に並べて撚りをかけ糸にしたものです。これを使った代表的梳毛織物にはサージ、ギャバジン、トロピカル、ウーステッドなどのスーツの服地があります。

 

それともう1つ、羊毛を扱ったり携わったりする場合、業界や人をWOOL MARCKET(羊毛市場)・WOOL BROKER(羊毛仲買人)と呼び、羊毛織物を扱ったり携わったりする人たちをWOOLEN(WOOLLEN)~と呼びます。

 

ガンジー ウーレンズはこちらになりますかね。。

 

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