アランニットってやつです。 | つくば市のセレクトショップ JAMのBLOG

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茨城県つくば市にあるセレクトショップJAMです。

こんばんは。

 

本日もありがとうございました。

 

風邪ひかれてる方多いようですね。。

 

まぁ、僕ももれなくそんな一人ですが(汗)

 

これだけ朝夕が肌寒くなってきましたから、日中羽織るものは着なくても持って出かけたほうがよさそうです。

 

そして、そんな今週末はアウター各種届いております。

 

オススメが多くて(笑)どれから冬アウターをBLOGで紹介しようか悩んでおりますが、これまたinstagram、FBでは写真載せておりますので、是非チェックしてみてください。

 

本日はやはり動き出したニットの紹介です。

 

本日はコチラ。



CARRAIG DONN

Fisherman’s Sweater

COL/WHITE・BLUE・BLACK・BROWN

SIZE/S・M・L

¥15984

 

イギリスのユーロ離脱聞いたときは、流通どうなる?と一瞬思いましたが、今年も各ニットブランドがイギリスより届いております。

 

こちらは数シーズン人気のCARRAING DONN`キャレイグドン’からまずは定番のフィッシャーマンセーターとなります。

 

・・・・アイルランド国内で初めてISO9002(国際標準化機構)を取得した信頼あるニットウェアメーカーになります。

 

アイルランドの自然とライフスタイルからインスピレーションをうけ、アラン諸島の伝統的なケルトの流れを汲む、1968年創業のキャレイグドン。

 

そのクオリティの高さは、クリントン前アメリカ大統領から感謝状を贈られた程のようで。

 

高品質とデザインで、世界的にも評価の高いメーカーです。

 

アランセーターといえば6世紀頃が起源で母から娘に伝えられるその編み柄はまるで家紋のようで、漁に出る夫の無事と豊漁を祈り願い、もし万が一海で何かあったときは、その編み柄が身元を判別する、、そういった伝説がいつしか広まっていったということですが。

 

実際は大きく異なるようで、歴史はそう古くなく、20世紀初頭が始まりのようです。

 

16世紀には作られていたガンジーセーターの技法が19世紀から20世紀にかけアラン諸島にも伝わり、そして作られるようになったのがアランセーターになります。

 

伝説と言われた話はアランセーターを広めるためビジネス的なところで後付けされたようです。

 

と、昨年は書いてますが、今年はここから(笑)

 

つい先日展示会で聞いたのですが、シェットランドセーターで有名だったAnderson&coでしたが、惜しまれつつ一昨年だったかな、ブランドが消滅しました。

 

理由はニッターがいないのだそう。

 

ニットを編む職人さんですが、伝統が、技術が継承出来なく、受け継がれなくなってきているのですね。

 

もちろん日本でも同じですが、途絶えてしまうわけです。

 

Anderson&coはスコットランド北部シェットランド島ですが、アランセーターも同じです。

 

アイルランド島西のアラン諸島でもニッターがいないのです。

 

もともとビジネスとして、重要な産業であり収入源でしたから従事する人も多かったと思います。

 

特に輸出品として、対アメリカへはすごかったようです。

 

これには、かの有名なクリスチャン・ディオールによるところが大きかったようですが、アメリカでアランニットは大変有名になったようです。

 

それがなぜ?

 

アランセーターといえば定番中の定番ですが、やはりファッションで見れば人気の時期、そうでもない時期のサイクルがあるというのもありますが。

 

なんでも、アラン諸島自体の知名度というか、近年アラン諸島は観光で成り立ってしまっているため、商業における比重が、ニットの生産ではなく、観光に重くなっている=ニッターの不足。

 

これまで受け継がれてきたものが、途切れつつあるようです。

 

まさかあのAnderson&co?がと当時思いましたが、いまあるこういったブランドでさえ、いつどこでどうなるか。

 

・・・・・。

 

ニットが好きなので、毎シーズン英国製のものを仕入れておりますが、こんな小さな店の小さな発注量でも、継続のために少しは、ほんと気持ち程度ですが、ニッターの収入源となればと思います。

 

これからも毎年店頭に並べていけるように。

 

ちなみに、最初にクリントン大統領から感謝状と書きましたが。。

 

歴代の大統領でアイルランド系アメリカ人という大統領が何人かいるようなのですが、アイルランド系のアメリカ人は5000万人弱??くらいいるみたいなので、政治的なことも絡んでくるようですが、アイルランドとアメリカ大統領というのは近いようです。

 

歴代の大統領でアランセーターに、たぶんもっとも関係し近かったのは、アメリカへアランセーターが渡った時代のアイルランド系大統領、J・F・ケネディーのようです。





編み柄にはいろいろと意味がありまして。。

 

‘ケーブル’には‘安全・幸運をもたらす命綱、農夫の収穫物を束ねる綱’

 

‘モスステッチ’には‘富と苔むした土の成長’

 

‘アランハニカム’には‘漁に使う網が広がった情景’

 

ほかにも写真のようにいろいろあるようです。


 

ようやくニットの時期も到来ですね。

 

今年も様々なニットが入荷してきます。

 

こちらもサイズが欠けてきておりますが、是非店頭にて手に取ってみてください。

 

 

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