こんばんは。
本日もありがとうございました。
まず、明日の営業時間の変更のお知らせになります。
明日25日(日)は20時までの営業とさせて頂きます。
申し訳ございませんが宜しくお願い致します。
本日はコチラ。
Nigel Cabourn
Guernsey Sweater
COL/BLUE・GRAY
SIZE/46・48
¥31320
ナイジェル・ケーボンからガンジーセーターが届いております。
フィーシャーマンズセーター(スコットランド・アイルランドの漁師が着ていた作業着、防寒服)の原型とされるセーターがガンジーセーターになります。
フィッシャーマンズセーターではアランセーターを思い浮かべますが、歴史はこちらのが古く16世紀にはあったとされています。
それが、19世紀から20世紀初頭にアラン諸島に伝わり、新しい技法が加わり、あの白いアランセーターが生まれたました。
ちなみにアランセーターでは、Inverallan(インバーアラン)が僕は真っ先に思い浮かびますが、アランセーター発祥のアラン諸島のアランとインバーアランのアランは別物で、Inverallanとアラン諸島の深い繋がりというのはあまりないようです。
ガンジーセーターもチャネル諸島のガンジー島(ガーンジー島)が発祥とのことですが、詳しくわかっていないという話もあり場所によってガンジーと呼びますが、ジャンパー、ジャージー、フロックと呼んだりするらしいです。
当店に今年も近々Guernsey Woollens(ガンジー ウーレンズ)が入荷しますが、ガンジー ウーレンズも元々はChannel Jumper(チャネル ジャンパー)というガンジー島のガンジーセーターメーカーから、1976年創業のガンジー ウーレンズが引き継ぎブランド名も変更になりました。
話しがそれましたが、そんな歴史あるガンジーセーターをNigel Cabournが、らしさを残しつつ、らしさを加え、面白いアイテムに仕上げてくれました。
ガンジーセーターには比較的プレーンなものから縄編み等の編み柄、モックネック、アンダーアームガゼット、ガターステッチウェルト、スリットヘムライン等々代表的ディテールがありますが・・・。
コチラのNigel Cabournのガンジー セーターは大胆なアレンジを加えてあります。
まず、ガンジーセーターにはブリテッシュウールで作られた、専用のガンジーヤーンという毛糸があり、Guernsey Woollensでは5Ply(5本より合わせている)のしっかり撚られたもので、しっかり目を詰めた編地は、あのずっしりとした重みを感じますが、こちらは紡毛紡績したブリテッシュウールを縮絨し風合いを出し、そこまで目を詰めていませんので、軽く着やすい1着となっております。
裾も袖口同様のリブ編みで、アンダーアームガゼット、ネックガゼット等もありません。
肩のガーターステッチと胸部分、肩から腕のの縦縞状に入ったなわ編み、モックネックなどはガンジーセーターのディテールを踏襲つつ。。
実はこれ、前と後ろでデザインが違うんです(笑)
先ほど書いた、なわ編みもポケットのあるコチラの面ですね。
どちらが前なんでしょう(笑)
でもこちらのポケットあるのが後ろだと、ポケット機能しませんから、こちらが前なのでしょうかね!!
ちなみに僕も購入しましたが、こちらを前にして、やはり着ています(笑)
少し前に紹介しましたバスクシャツと同じで、今期のNigel Cabournにしばしば見られるデザイン的な手法ですね。
それでも、ここまで遊びを入れたものも珍しいのではと思います。
膨大なヴィンテージのコレクションを持つNigel Cabourn氏ですから、デザインのベースとなるアイテムを持っているのか、見ているのか、このGuernsey Sweaterもそういったアイテムがあるのでしょうが、この遊んだ感じがたまらなく良いです。
是非店頭にて。。