感染予防対策 | 太のブログ

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現在、

世界中で猛威を奮っている

COVID-19。

 

隣町では早い段階で

クラスターが発生し、

毎日戦々恐々としている。

 

 

普段ならランの最中に

桜の花の移り変わりを楽しむのだが、

頭の中がCOVID-19のことで

いっぱいいっぱい。

 

そのため満開も気づかず、

気がつけばかなりの花が散っていた。

 

 

もちろんアスピアも

非常事態宣言が明けるまで休館である。

 

 

しかし、

歯科医院は不要不急ではなく、

開院しなければならない。


開けていても1日数人程度であるが、

それでも、

歯痛で困っている人がいるのなら

処置しなければならない。

 

症例によっては、

COVID-19が落ち着くまで

経過観察を行うという患者が

ほとんどであるが、

毎日診療できる様に

スタンバイはしている。

 

感染は怖いが、

それ以上に強い使命感を持って

開院している。

 

 

 

普段は

スタンダードプリコーションという

考え方の下、

感染予防対策を行なっているが、

さらに今回は

以下の部分を注意している。

 

1、診療中の窓の開放。

 

2、タービンや超音波スケーラーの

  使用を控える。

 

3、どうしても使用する場合は

  フェイスシールドを装着。

 

 

これは自作であるが、

なかなか使い勝手がいい。

 

 

この様なフェイスシールドを

使用しておられる先生が多いが、

我々の仕事では

エアゾルが多く発生するため、

このタイプのシールドでは

下からエアゾルが侵入してくる。

 

また、

シールドを長くすると

下を向いた時に胸にシールドが当たる。

 

そこで逆に使用してみた。

 

そして、シールド自体を彎曲させ

顔全体を覆う様にしてみた。

 

4、口腔街バキュームを活用。

 

 

広範囲に強力に

エアゾルを吸引してくれる。

 

開業と同時に設置してあるため、

自院のはセントラル方式で、

吸引した空気が

屋外に排出される様になっている。

 

後から設置するタイプでは、

吸引機に接続させているタイプがあり、

その場合は吸引した空気などを

診療室内に循環させることになる。

 

そのため、

ポアの小さいフィルターが

必須となってくる。

 

 

5、受付スクリーン設置。

 

 

コンビニで見かける吊すタイプは、

清拭が難しい。

 

これならしっかりと立て付けてあるため

簡単に清拭可能である。

 

しかもホームセンターで

格安で自作できた。

 

結構早口で声の大きな方の後は、

表面に小さな唾液が

たくさん付着しているのに気付く。

 

 

6、アポイントの調整

 

現在

ソーシャルディスタンスという考え方が

広がっているため、

家族でない限り、

顔を合わせることがない様に

アポイント調整を行なっている

 

その結果、

十分に時間をかけて

術前術後に消毒が可能となる。

 

また、

急患で電話なく来院された場合でも、

患者同士の

ソーシャルディスタンスを取るため、

外で待機していただいている。

 

 

 

 

 

そんな中、

不要不急ではなく、

本当に痛みがあると電話があった。

 

しかも

クラスターが発生した隣町への

訪問診療であった。

 

 

 

昼休みに車で訪問し、

駐車後、患家の庭で着替えた。

 

 

簡易ガウンも自作である。

 

農業用マルチという薄いビニールを

スノボ用のアイロンで圧着し

自作している。

 

首の部分もさらに

マフラー様にカバーして

フェイスシールド装着したままで

訪問した。

 

処置は簡単な入れ歯の調整で終わったが

かなり大そうな準備に患者を始め、

家族もびっくりされていた。

 

 

 

誰もが感染はしたくない。

 

私もそうであるが、

人一倍慎重な私は、

この6週間、

診療室で寝泊りしている。

 

食事は自炊しているが、

シャワーがないため、

1日1回だけ夕方に帰宅し

シャワーを利用する。

 

その際家族はみんな

自分の部屋に待機してもらっている。

 

ちょっとやりすぎと

家族には言われるが、

ここまでしても感染する時はする。

 

でも、

普段からの感染防御に対する意識を

上げておくことは重要なことと考える。

 

 

政府が出した緊急事態宣言の効力が

そろそろ感染者数の数字となって

現れると思うが、

まだまだ厳しい状態が続くと思われる。

 

 

世界的に拡大しているCOVID-19。

 

明日は罹患してしまうかもしれない。

 

でも少しでも感染リスクを下げる様に

細心の注意を払って

まだまだこれからも頑張っていく。

 

 

 

1日でも早く終息します様に、、、、。