普段、
髭剃りは電気シェーバーではなく、
カミソリを使用している。
こう見えても肌が弱いため、
1枚刃や2枚刃では剃刀負けしたり、
出血したりしてしまう。
そのため普段は6枚刃を使用している。
ところが
今回の出張でいつも持参している
6枚刃を忘れてしまった。
ホテルの備品のカミソリを使った。
チープな作り。
この2枚刃が
俺様のデリケートな肌を荒らす。
そもそも
2枚と6枚とでは
同じ力で刃を動かしても、
2枚の方が6枚よりも
3倍の力がかかる。
しかし、
それだけが剃刀負けする原因ではない
という話を聞いたことを思い出した。
子供の頃、
床屋で散髪待ちをしている際に、
店主が革の上に
カミソリを往復させている光景を
よく目にした。
この革は革砥(かわと)と呼ばれ、
字のごとく、
革で刃物を砥ぐ(とぐ)ものである。
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革砥(かわと)とは、主に剃刀やナイフを仕上げたり、メンテするための革を使った道具である。一方を固定して引っ張りながら使うベルト状のものと、木材などに革を貼り付けた形状のものなどがある。
剃刀の刃先は、砥石で研いだ直後の状態では、微細なカエリやバリが残っている可能性があり、また肌に当てた場合に引っかかる箇所がないようにするという意味で、革砥で摩擦して磨くことでより滑らかな刃先に整えることが行われる。研磨剤を使わない革砥だけのストロッピングは、日常的な刃先のメンテナンスとして行われる。刃先が摩耗して丸くなった場合には革砥だけで切れ味を復活させるのは困難で、研磨剤入りのコンパウンドを革砥に塗ってストロッピングするか、あるいは通常の水を使った砥石で研ぎ直す必要がある。ベルト状の革砥には革だけで一枚になっているものと、上側は革(多くは牛革だが高級品としてコードバンを使ったものもある)、下側は研磨剤が塗られた布地になっているものがある。 この場合磨耗の程度に応じて、両方を使い分ける。(ウィキより引用)
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つまり
2枚刃の刃先はキザついているから
肌荒れしやすいと仮説を立てて
検証してみた。
本来そのまま2枚刃で剃ると
あちこちから出血してくる。
そこで、
革砥がないため代わりに鏡を利用し、
剃る方向とは逆方向、
つまり写真の場合
上向きに擦り付けてみた。
ビフォー。
アフター。
おおぉぉぉ。
出血せずに剃ることができた。
今後も6枚刃を持参してステイするが、
もしもの時には
この方法が役立つことが検証できた。