先日、歯科関係のコラムで紹介された小説にはまってます。
「虫歯で命を失うこともあった江戸時代、庶民達に歯の大切さを説き、
虫歯で悩む者たちを長崎仕込みの知識で次々とすくう口中医・藤屋桂助が
いろんな難事件を解決して行く」
小説が面白いです。
作者は和田はつ子さん。
時代考証もしっかりしていて、フィクションですが
とても楽しめます。
第1弾「南天うさぎ」は速攻読破しました。
現在第2弾「手鞠花おゆう」を読んでいます。
ただ、「バチスタ」の時の様な「事件⇔医学」ではなく、
事件解決の直接の要因に「歯科医学」の登場がすくないのが残念です。
でも、どこか「仁」を感じさせる様な感覚が好きです。
もし、私が江戸にタイムスリップしたらどのように施術するのか?
なんてことを考えながら読んでいます。
材料や技術は現在とは比較できないくらいしょぼいですが
患者サンに対する考え方や対応の仕方は現在でも通じるところがたくさんあります。
続編はたくさんあります。
花びら葵
葉桜慕情
すみれ便り
想いやなぎ
菜の花しぐれ
末期葵
幽霊蕨(わらび)
淀君の黒ゆり
かたみ薔薇
江戸菊美人
世の中には歯科を題材とした小説が少ない