たすいちに加入した件 | お(にく)まる

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白井肉丸という人の書いているものです。
時々舞台に出たりはけたりしています。

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たすいちに新人として加入しました、
凶悪な目付きに定評のある 白井肉丸(34)(8/14にまた一つ年を重ねました)です!


誤解を恐れず言えば、
何で劇団員になったかっていうと、劇団側から頼まれたからです。
わたしからすれば、「公演に出てください」というオファーの延長のようなものです。


正直な話、自分自身には「演劇で売れたい」的な気持ちはないんです。

ここ数年は特に、自分自身がやりたいことも特にないので(やりたかったことは やれたから)、
「好きな人たちが作りたい作品の世界観に自分が必要なら(経費的な意味で他の有名どころが使いたくても使えないから、という消極的な理由だったとしても)力になれたら嬉しい」というスタンスでしか活動してきてないのです。


もちろんお客さんに楽しんでもらいたいし、楽しんで貰えたらとても嬉しいし、自分も楽しいのですが、そのためだけにやっているわけではありません。

自分の(バイオリズムの)ためにやっている側面が大きいんです。
やめようとすると(やらない期間があると、ではなく、「やらない」と宣言したり、宣言しようと考えると)ろくなことが起きないんです。まじで。
偶然かもしれないけれど、ろくなことが起きないんです。まじで。
続けてると調子が整うんです。

オファー来なくなったらやらないだけだし、
「やめる」とか言わないで、まあそういうスタンスでいようと。
そんな感じなんです。

なので、オーディションは一切受けませんし、オファーが来た案件だけやってます。
だって積極的に出たいわけではないから。(関わると自分で決めた以上は、持てる力は全て使いますよ)
うまい人とか、面白い人とか、見た目が麗しい人がゴロゴロいる世界に売り込めるほどの武器も持ってませんし。

「わたしが必要だったら呼んでください」ってだけなんです。
わたしという部品が必要なら使ってもらえればいいですし、そうでないならそれだけの話なんで。

ここ5年くらいの私と言えば、
「呼んでいただいたところの要望に応えられるよう仕事を果たします」という傭兵スタンスかつ、
「自分とお客さんが楽しめなさそうな現場は選ばない」という感じでして、
まあ 所謂「やる気!!熱意!!」みたいなノリもありませんで。
(自分なりの熱意はあるんだけど 芸能にありがちな体育会系ノリじゃないから伝わりにくいみたい)

もともと組織に属するのが苦手で、
集団行動とかも得意じゃないんです。

日本特有なのかもしれませんが、
何かあったときに自分じゃなくて上の人を出せ!みたいになって 自分で責任を取ることもできないのが嫌だし、
「団体の総意」みたいに組織に人格を持たせるのも嫌い。
個人のことに口を出されるのも とても嫌い。
とにかく集団っていうものに向かないんです。
(なのに演劇やってるのも不思議な話ですね)

このようなことは、目崎氏、永渕嬢には伝えてあります。
そんな白井肉丸という人間をよく知った上で、「力を貸してほしい」といわれたら 断る理由がないんです。
「じゃあ力をお貸ししますね」っていうことで。

なので「がんばります!!!⤴️⤴️👊👊」みたいなテンションではありませんが、
「劇団を大きくしていく」「作品のクオリティをあげる」ということを求められての加入であれば、
そのオーダーに応えられるよう出来ることはやっていこうと。
(人生のモットーは「無理はしない」なので、無理をする気もありません)

これが正直なところです。
「改めて書くことじゃない」とか、「言わなくていい」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、
「すごい熱意を持ってるんだろうな!」って思われたり
「やっと加入できたんだね!おめでとう!」
みたいなノリで来られると
「え、いや、あの...」ってなるし
お互い微妙な気持ちになると思うので
早めに事実をお伝えしておこうと思った次第です。

ただ、分かって頂きたいのは、
好きでもない人たちに自分の時間を分けるほど暇でもお人好しでもないので、
関わる以上は無理をしない範囲で皆様の何かの助けになりたいと。
そんな感じです。