こんにちは
ongei 広報スタッフ(小)です
本日の授業紹介は、1年生の音響技術専門課程
選択授業「効果音制作」です
この授業は、名前の通り効果音を創る授業なのですが・・・、
なんと!
後期前半の授業クール内で、3名の先生方が、
日替わりで指導をしてくださるという、
とっても贅沢な授業なんですよ~
先生が3名ということは、そのノウハウも3倍学べちゃいます
今回ご紹介するのは、石丸先生の回です
石丸先生は東京芸術劇場の統括として、
ミュージカルやバレエ、演劇など多くの作品の
サウンドデザインを手掛けていらっしゃいます
まずは、ご存知の方もいらっしゃると思います。
袋に“片栗粉”を入れて手で押します
と・・・、
そうです!雪を踏む足音です
「ぎゅっ、ぎゅっ、」という音がしますが、
人の歩いてるようなリズム感が大事ですよ
こちらは、マイクの前に茶色いモジャモジャしたものが・・・
このモジャモジャは、オープンリールの6mmテープです
オープンリールは、ちょっと古いテープなのですが
カセットテープの中身を引っぱり出したものを想像すると近いです
これを手で、ゆっくりカサカサと鳴らして、マイクを近づけると
火が燃える音になります。たき火や、火事の音が創れます
しかも、マイクを近づけることによって、低音が広がり、
(↑これを近接効果といいますよ)
これをモニターすると、バチバチというリアルな感じが出ます
他にも、宇宙船の音や↓
傘を閉じたり開いたりする音で創る「鳥」のはばたき
などなど、いろいろな効果音の制作方法を教えていただきました
他にも、現場での音創りのエピソードなど、
学生が興味津々なお話も聞かせてくださいました。
先生のお話を聞いていると、
エンジニアやサウンドデザイナーとして大事なのは、
柔軟なアイディアはもちろん、技術力なのだなぁと感じました
スピーカーやヘッドホンからイメージ通りの音を出すには、
マイクアレンジ(音源までの距離や角度のセッティング)や、
音質加工(機械的な処理)など、
沢山のノウハウが活かされていました
見て、聴いて、効果音の面白さを再認識できた授業でした
石丸先生、ありがとうございました