今年は例年になく多くの熊被害のニュースを目にします。北海道のヒグマ、本州のツキノワグマと日本に生息する2種の熊ですが森林に面した人里に繁栄に出没するようになっているようです。出くわしたら怖いですね。僕は新潟だったかイノシシに出くわした事がありますけど50メートル程距離がありましたけどヤバイと思いました。

 熊の出没の原因ですが、山林で熊のエサになる木の実などの不作や春熊駆除の廃止などによる個体の増加など複数の原因が重なっての現象と考えられていますが気になるのは知床など人気観光名所での車内からのエサやりや野外への食べ物の放置などによる人間の無知からくる2次的な人為被害です。人間が間違ったメッセージを発した結果、人を警戒しなくなった熊が安易に人間の近くに姿を現すようになり被害を生むという要因です。

例えばアフリカの国立公園での野生動物保護のチームの人達は自然界で怪我を負った野生動物をむやみに保護したりはせずに自然の摂理に立ち入らない事を心掛けています。そこに立ち入る事へのリスクを理解した行動なのです。日本では人的被害防止の観点からの熊の駆除なのですが駆除に対しての抗議もかなりあるようです。アフリカの国立公園の事情と日本の熊被害はかなり状況も違っていて中には無理解から来るクレームも少なくないようです。

私達人間社会が成熟していくには学習しなくてはならない課題は沢山あるという事ではないでしょうか。

 

 夏もようやく終わったと感じる10月ですが、海の向こうで話題の夏季の話題作の映画「オッペンハイマー」と「バービー」の話題を聞くと、ロシヤとウクライナの戦争死傷者が50万人を超えたとアメリカが推計している現在において映画「オッペンハイマー」が公開されない日本でどれだけのまともな議論が出来ているのだろうかと感じる。

毎年の終戦記念日に合わせたNHKの戦争ドキュメント番組に多く見られる「受難の語り」だけでは向こう側の窓の景色はよく見えない。しかし「加害の語り」の扱いはメディアでは難しいがそれぞれの意識で向こうの窓に通じる景色を見る事で真実は一つではない事も分かるのではないだろうか。

 訪露した鈴木議員は自分の立場に重きを置いた無策な行動だったと思う。議員が言っている事は筋が通っているようにも聞こえるのだがそれは国内での政治活動の範囲であってロシアに行って話す事ではない。ロシアは戦争の一方の当事国であり危機感を持って事に当たっている状況ですから当然プロバガンダに使われるだけです。リスクを考えたら鈴木議員の行動は隙だらけだったと思うのです。議員の意図とは違った間違ったメッセージとして利用されたのが事の顛末です。正論が通る状況は平和時の話なのです。

パレスチナ自治区で再び不穏な空気が漂い始めたようです。紛争が亡くならないのは人類の宿命なのでしょうが収める力が働くことを祈るのみです。

 

 ジェンダーギャップが言われる今、岸田内閣の人事に女性が見当たらないのは冗談みたいな話ですが、岸田総理に掛かる重圧は歴代総理の中でもかなり強いものではないかと想像する。日本は戦後、ここ数十年で最も発信力が弱まり独自路線の舵を切れない時期だと思う。世界は分断をより鮮明に加速させている。今の日本で総理大臣を務めるとはいかに負け試合のリスクを抑えるかという任務なのかもしれない。

 

 ジャニーズが創造してきたエンターテインメントは絶大でした。メリー、ジャニー喜多川両氏が没後の現在の状況は何かのタガが外れたものであって当事者の方々はこれから様々な問題解決に向けてしなければならない事があるのでしょうがエンターテインメントを楽しむ側の我々はこの件についてこれ以上の情報はいらないと思いました。

 

50数年生きていると自分の欲が段々とどうでもいいと思うようになってくる。右を見ても左を見ても強い期待が持てるコンテンツが見当たらないな。それでも構わないと言ってしまうのも僕の場合は無責任なのかなと思った・・・えへっ。

 

次回のマジックボックス配信はtiktokから

10月19日(木)12:10

 

 

 

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