David T. Walker - ...from My Heart | 全ての音は音楽か

全ての音は音楽か

色々書いたりつぶやいたり。音楽の話ばかりです。

1.Thanks To You
2.Memory And TGhe Reality
3.A Place For Us
4.The Sidewalk Today
5.Empathy System
6.Sharing Walls
7.In Love And Life
8.Speak Of Balance
9.From My Heart
 
[初回限定盤 ] David T Walker デビッドティーウォーカー / From My ...

 
David T. Walker(guitar)
Maxine Waters, Marci Thomas(vocal)
Julia, Oren & Maxine-The Waters(background vo.)
Wilton Felder, Herman Riley(tenor sax)
George Bohannon(trombone)
Oscar Brashear(trumpet, muted trumpet)
James Gadson, Kenny Elliott(drums)
Jerry Peters, Jeff Colella(synthesizers, piano)
Joe Sample(piano)
Scott Edwards, Curtis Robertson(bass)
Bobbye Hall, Alex Acuna(percussion)
 
All Songs Written, Arranged and Produced by David T. Walker
Recorded and Mixed at Crystal Studios by Andrew Berliner
Additional Recording at King Sound by Eddie King
Mastered at Bernie Grundman Mastering by Bernie Grundman
 
何となく、ギターヒーローとギターレジェンド、(ギター)ヴァーチュオーゾの違いについて考えていました。でも、やっぱりちょっと考えたくらいで納得できる答えがでるものではないですね。
 
David T. Walkerは素晴らしいギタリストですが、3つのうちどれに当てはまるのかを考えると・・・、僕のイメージではどれにも当てはまりません。もっと職人的なイメージが強いです。いや、ギター職人でヴァーチュオーゾ、レジェンドという人もいると思うのですけれど。
 
リードプレイや「歌うような」と表現されるような演奏もとても魅力的なのですが、それ以上にボーカルや他のミュージシャンたちの伴奏、サイドにまわった時の味わいと言いますか、そのようなものがとても魅力的に感じます。そういう意味では、例えば燻し銀と言われるTommy Flanaganと同じような味わいがあるようなないような。うーん。
 
このアルバムでは3と7がボーカル入りなのですが、やはりいいですね。特に3が。
 
技術をひけらかすわけではなく、音色が特に強く主張するわけではない(でも、やっぱりいい音ですね)。もちろんトレードマークとなるプレイがあるのは強いですが、それ以上にハートと指がつながっているようなプレイだと感じさせられるのが一番強いと思います。「歌うような」というような形容はまさしくその通り。
 
David T. Walkerはこれ以外にも沢山ソロアルバムを出しているので、どれが好みかは人それぞれあると思いますが、もちろんこれもいいアルバムだと思います。
 
安心のDavid T.クオリティ。何かのCMみたいですが、本当にそんな感じ。