Tommy Flanagan - Let's | 全ての音は音楽か

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色々書いたりつぶやいたり。音楽の話ばかりです。

1.Let's
2.Mean What You Say
3.To You
4.Bird Song
5.Scratch
6.Thadrack
7.A Child Is Born
8.Three In One
9.Quietude
10.Zec
11.Elusive
 
Let’s Play the Music of Thad Jones/Tommy Flanagan

 
Tommy Flanagan(piano)
Jesper Lundgaard(bass)
Lewis Nash(drums)
 
Produced by Diana Flanagan
Multi-track digital recording by Hans Nilsen at Focus Studio, Denmark on April 4th, 1983.
 
このアルバムはそのタイトル通り、Thad Jones作品集となっています。
 
一般的には、そしてこれらの曲の中では7が一番有名だと思いますが、その他の曲も名曲、名演揃いです。
 
マイナー調で渋めの1で心をつかまれると、その後は時間の経つまま演奏の進むまま・・。
音色やリズムは比較的硬めだと感じましたが、ただ硬いだけでなくとても柔軟性があり、しっかりした音色とそのスウィングする感覚がとても気持ち良いのです。
 
Tommy Flanaganというと(僕の周りでは。一般的にも?)OverseasやEclypsoの人気や評価が特に高いように思いますが、これも間違いなく彼の作品の中で上位に入る作品だと思います。というよりも、多分Tommy Flanaganが好きな人は割とどの作品も同じように好きなのではないかと思いますけれど。
 
ブルージーな演奏がとてもまろやかで味わい深く、音色ともリズムとも、音や和音の響きなのか。いや、3人の演奏が一つになって聴こえてくる事で感じる充実感と満足感。これはなかなかいいです。
 
どの曲、演奏も素晴らしいので順位をつけるなんて到底不可能ですが、1,3,5,10,11が今の気分では特に良いです。
 
Tommy Flanaganのバイオグラフィ、作品の情報などはこちらから。
*All Music内Tommy Flanaganのページ。試聴も出来ます