Jeff Beck - Blow By Blow | 全ての音は音楽か

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色々書いたりつぶやいたり。音楽の話ばかりです。

1.You Know What I Mean
2.She's A Woman
3.Constipated Duck
4.Air Blower
5.Scatterbrain
6.Cause We've Ended As Lovers (Dedicated to Roy Buchanan and thanks to Stevie-J.B.)
7.Thelonius
8.Freeway Jam
9.Diamond Dust
 
Blow by Blow/Jeff Beck

 
Jeff Beck(guitars)
Max Middleton(keyboards)
Phil Chenn(bass)
Richard Bailey(drums and percussion)
 
Produced by George Martin
Orchestral Arrangement by George Martin
Engineered by Denim Bridges
Recorded at AIR Studios, London
An Equator Production
 
Reissue Producer: Bruce Dickinson
Mastered by Vic Anesini at Sony Music Studios, New York
 
Jeff Beckのアルバム。上のクレジットは2001年のリマスター盤のものです。オリジナルは75年リリース。
 
やはり彼の代表作として挙げられるだけの事はあります。とても充実した作品で、全9曲、約45分間を飽きずに最後まで通して聴く事ができます。
 
コンセプトアルバムというわけではないのでしょうが、曲がつながっていたり、もしくは曲間の無音時間が非常に短かったりするのも特徴で、曲の雰囲気は多少バラつきがあれど、作品全体に共通するものが感じられ、またそれを感じるからこそアルバムの流れがきれいでスムーズだと感じます。
 
曲の雰囲気はファンキーなフュージョン(フュージョン風ロック)のものが多いと思いますが、ライブでもよく演奏される有名な6や不安で落ち着かないイメージながら、不思議な美しさを見せる5のような曲もあります。
 
リリース当時の「ギター殺人者の凱旋」という邦題はどうなのかと思いますが、そのくらい強いインパクトのあった作品だったのでしょう。後から聴く者は当時衝撃を受けた人と同様の衝撃を受ける事はない(もしくは難しい)と思いますが、それでも作品の魅力が薄れる事はありませんし、影響力が極端に小さくなることもないでしょう。
 
しかし、見送ったあとで後悔しても遅いのですが、やっぱりライブに行きたかったなあ・・。
 
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