Racer X - Technical Difficulties(1999) | 全ての音は音楽か

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色々書いたりつぶやいたり。音楽の話ばかりです。

1.Phallic Tractor
2.Fire Of Rock
3.Snakebite
4.Technical Difficulties
5.Miss Mistreater
6.Bolt In My Heart
7.17th Moon
8.Waiting
9.Poison Eyes
10.B.R.O.
11.God Of The Sun
12.Give It To Me
13.The Executioner's Song
14.Children Of The Grave
 
テクニカル・ディフィカルティーズ/レーサーX

 
Jeff Martin(vocals)
Paul Gilbert(guitar)
John Alderete(bass)
Scott Travis(drums)
 
Produced by Paul Gilbert
Engineered and Mixed by Tom Size
Recorded at Batgirl Studio
Mastered at Futuredisc Systems By Steve Hall
Jeff's 1974 Norton commando Recorded at the Rec Room by Damon Gold
 
Racer Xのアルバムです。
 
再結成後にリリースした1枚目のアルバムですが、再結成や曲名にあるSnakebiteの元になったエピソードが物語るように、Paul Gilbertのヘヴィメタルギターを待ち望んでいた人には嬉しい作品となったのではないでしょうか。
 
その期待に答えるようなハードなサウンドと強烈なギタープレイを楽しむことができます。Jeff Martinのハイトーンボーカルもバックのサウンドによくのっかっていると思います。
 
Bruce Bouilletがいない事以外は当時(Second Heat)と同じメンバーがそろっています。もしBruceがここで演奏していたら・・・と思わなくもないですが、段々手の調子も良くなってきたと雑誌のインタビュー(確かYoung guitarだったと思います)で読んだ記憶があるので、回復とこれからの活躍を願いたいところです。
 
10はPaulのアレンジによるバッハ。曲名のB.R.O.はBach Rip offの事で、嫌な書き方をすれば「バッハのパクり」となるのでしょうか(余談ですが、Street LethalでもY.R.O.という曲がありましたが、このYはYngwie Malmsteenの事です)。14はBlack Sabbathのカバー。
 
何か考える点があるとすれば、中盤以降はミディアムテンポの曲が多くなってしまい、多少だれてしまうかもしれないという事です。しかし、悪い作品ではないと思います。
 
まずは3と4から聴いてみるといいかと思います。
 
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