Lenny Breau and Chet Atkins - Standard Brands | 全ての音は音楽か

全ての音は音楽か

色々書いたりつぶやいたり。音楽の話ばかりです。

1.Batucada
2.Tenderly
3.Cattle Call
4.Taking A Chance On Love
5.Somebody's Knockin'
6.This Can't Be Love
7.This Nearly Was Mine
8.Going Home
9.Polka Dots And Moonbeams
 
レニー・ブロウ(レニー・ブローの表記もあります)とチェット・アトキンスのアルバム。CDのリリースは1994年です。ジャンルはジャズかカントリーになると思うのですが、以前このブログで取り上げた際(無人島10枚の記事です)カントリーに入れたため、今回もカントリーのジャンルに入れる事にしました。
 
チェット・アトキンスはカントリーミュージックやギターが好きな方には説明不要の名ギタリストです。相手のレニー・ブロウは知名度はそれ程高くないかもしれませんが、伝説と呼ばれるであろうギタリストである事は間違いありません。
 
2台のギターの演奏はシンプルながらも人間的な温かみに溢れたもので、聴いている人を安心感と幸福感で満たしてくれます。
 
カントリーだけでなくジャズの雰囲気もあり(どちらかといえばジャズ寄りかもしれません)、かなり高度で洗練された演奏ですが、かたさや難しさは全く感じません。それは演奏内容もそうなのですが、二人の声や息遣いなどからもリラックスした、楽しげな様子が伝わってきます。
 
演奏曲も割とおなじみの有名曲が多く、自然に笑顔になってしまうような雰囲気や演奏の事もあり、とても親しみやすくて聴きやすいです。
 

二人の演奏の動画です。画質と音質はあまりよくありませんが、貴重な動画だと思います。
 
当然好き嫌いはあると思うのですが、ギターやギタリスト好きの方ならチェックしてみても損はないと思います。すでに廃盤で手に入りにくいという事もあるのですが、もしも良い値段で見つける事が出来たなら手に入れてしまっても良いかもしれません。
 
(ジャズもしくはカントリーの)ギターの作品の中でも名盤と呼べるものの中の一枚だと思います。
Standard Brands/Lenny Breau with Chet Atkins