El Eco - Two Worlds(2002) | 全ての音は音楽か

全ての音は音楽か

色々書いたりつぶやいたり。音楽の話ばかりです。

1.Two Worlds
2.Partido Final
3.Time Lost
4.Samba de Maya
5.Uruguay
6.La Bossa Nova de Claudio
7.Café Opinião
8.Fragile
9.Chacarera de Paloma
10.Boa Viagem Baião
11.Buenos Aires
 
Guillermo Nojechowicz(drums, perc., vocals on 5)
Kim Nazarian(vocals, background vocals)
Helio Alves(piano)
Fernando Huergo(bass)
Dino Govoni(tenor, soprano sax on 10)
John Allmark(trumpet on 1,2,7,10)
 
Special Guests
Claudio Roditi(trumpet on 1, flugelhorn on 6)
Romero Lubambo(guitar on 3,4,6,7)
Café(percussion)
Nestor Sanchez(background vocals)
Donny McCaslin(tenor sax on 5,9, sop. sax on 11)
 
Additional Players
Brad Hatfield(keyboards on 3,5,9,11)
Amaro Laria(congas on 5,9,11)
Mark Greel(trumpet on 5,9,11)
 
Produced by Guillermo Nojechowicz
Additional production: Michael Abene on 3,5,9,11
Recorded at Knoop Recording Studios, Riveredge, NJ
Engineered by Manfred Knoop
Mixed by Jeffrey Lesser
Mastered by Greg Calbi at Sterling Sound, NY
Additional Recording: Blue Jay, Carlisle, MA
Engineered by Mark Wessel
 
El Ecoのアルバム。Featuring Guillermo Nojechowiczとなっていますが、恐らくGuillermoのプロジェクト、もしくは中心メンバーなのではないかと思います。
 
9曲目を除く全曲がGuillermo Nojechowiczの作曲(8はSting)です。
 
ミディアムテンポの1曲目はエキゾチックな雰囲気に管楽器、パーカッション、女性コーラスが鈍く光を加えます。曲中のリズムの変化も面白いです。ややポップな2曲目はラテンのイメージも。3曲目はギターのメロディが切なげなスローテンポ。4曲目は曲名通り明るく(底抜けに明るいのではありません)軽快。女性コーラスも良い雰囲気です。5曲目はリズミカルでダンサブル。6曲目は曲名通りClaudio Roditiのフリューゲルホーンがフューチャーされたマイナーボッサ。7曲目はミディアムテンポで洒落た雰囲気。8曲目はスティングのカバー。なかなか良いです。9曲目はバンドネオンを模した(と思われる)キーボードも入ります。ムーディーでロマンチック。10曲目は変わっていく景色を見ているようなイメージ。リズムの変化が風景の変わり目でしょうか。11は静かな夕方、もしくは夜のイメージでしょうか。少しひんやりした空気を感じます。
 
躍動感や疾走感などはそれほど感じない(体が動くような感じではない)ものの、スタイリッシュで洗練された(ある程度)ポップでキャッチーなジャズというイメージでかなり好感が持てます。
 
公式ページにもあるように Brazilian Argentine Jazzという事ですので(Uruguayという曲もあります)、曲や演奏はかなりそのイメージ通りになっていると思います。
 
刺激は少なめ。かなりすっきりまとまっているので、気分良く聴く事ができます。なかなかいいと思いました。
 
El Ecoの公式ページはこちら
Two Worlds