Peppino D'Agostino - Every Step Of The Way(2002) | 全ての音は音楽か

全ての音は音楽か

色々書いたりつぶやいたり。音楽の話ばかりです。

1.Grand Canyon
2.Mediterranean Spark
3.Costa Rica
4.The Blue Ocean
5.Running Wild
6.Under The Same Sky
7.The Dancer
8.Close To Heaven
9.Western Journey
10.Desert Flower
11.Mother's Tears
12.The Fenie
13.Lagavullin
14.Born In The Sea
 
Credits
Peppino uses a Seagull signature model, Elixir Strings, AER amps, Dunlop thumbpicks and L.R. Baggs electronics.
 
Produced by Peppino D'Agostino
Recorded at The Mothership Studio, Los Angeles, CA. March & June 2002.
Engineered by Neil Citron
 
ペッピーノ・ダゴスティーノのアルバムです。
 
全曲ソロアコースティックギターの演奏です。聴いていてふと思い浮かんだのはJohn FaheyやLeo Kottkeなど。ただ、そのまま彼らのような演奏をするのではなく、他に様々なジャンルを感じさせる演奏(特にクラシック風が顕著かもしれません)だと思いました。景色が見えるような曲が多いです。
 
ソロギター(ソロギタリスト)としては例えばマイケル・ヘッジスのようなタッピング系のギタリストではありません。かといってトミー・エマニュエルのようにカントリーやブルーグラスを感じさせるタイプとも言えません。複雑で入り組んだ速い曲もゆったり落ち着いた曲もリリカルでメロディがきれいな曲が多いです。特に1、13、14は良いと思いました。ただ聴きやすい、心地良い、軽いだけというイメージがニューエイジミュージックにはつきものだと思いますが、ここで聴ける音楽にはそういうところはありませんでした。
 
ただ、少々似たような曲があるかなと思ってしまう事もありました。ですが、聴きづらい事や途中で飽きてしまう事はありませんでした。この辺は好みの問題かもしれません。また、こういう演奏であれば曲によってスティール弦とナイロン弦を使い分けてみたらどうなっただろうと考える事もありました。
 
ジャケットのインナーにはそれぞれの曲のチューニングが載せてあるので、弾いてみたい方はそれを参考にして頑張ってみるのもいいかもしれないですね。
 
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Every Step of the Way/Peppino D’Agostino