Bossa Norah(2007) | 全ての音は音楽か

全ての音は音楽か

色々書いたりつぶやいたり。音楽の話ばかりです。

1.Come Away With Me
2.What Am I to You?
3.Carnival Town
4.Sunrise
5.Don't Know Why
6.Toes
7.Nightingale
8.Turn Me On
9.Those Sweet Words
10.Painter Song
11.Don't Miss You at All
 
Lead vocals: D. Booker
Background vocals: D. Booker, Krishna Booker
Acoustic nylon string guitar: Kleber Jorge
Electric bass and acoustic upright bass: Leonardo Nobre
Keyboards: Sandro Rebel
Percussion: Lrishna Booker
Drums: Michael Shapiro
Sound engineer: Lynne Earls
 
Produced by B. Booker & Krishna Booker of Eyedentity
Recorded and mixed at Eyedentity Music Studio in Hollywood, CA, and The Hut at Jungle Room Studios in Glendale, CA
Mastered by Paul du Gre
 
ノラ・ジョーンズのトリビュートアルバム。正式タイトルは Bossa Norah The Bossa Nova Tribute To Norah Jones です。
 
しっとりしたリラックスできる適度なテンポと演奏は聴きやすく、耳に馴染みやすいです。もちろん原曲の良さやボサノバが柔軟でどのような曲にも適応できる(しやすい)という証明にもなっていると思います。
 
もちろん良いのは良いと思うのですが、無難過ぎる事、変化に乏しく一本調子に聴こえる事など、ちょっと不満に思う点もいくつかあります。明るくスタイリッシュで聴き易く(女性受けは良さそうな気がします)どのような場所で聴いても(または流しても)その場所に自然に混ざってしまうと思います。ですが、面白さはちょっと足りないと感じてしまいました。
 
もちろん僕個人の感想ですが、良い意味でも悪い意味でも刺激が少なく、馴染みやすいかわりに多少のつまらなさも感じました(こうした演奏にはちょっと興味が薄れているというのもあると思います)。ボサノバでアレンジしたり、テーマにノラ・ジョーンズを取り上げるところ等はやはりある程度は売れそうだなと思うところですが、ちょっとこれは素材の良さを生かしきれていないかなと思ってしまいました。
 
ですので、原曲と比べてどうこう考えるより、「こういうものもあります」位で聴くのも一つの聴き方だと思いました。
 
しかし、このタイトルはなかなか上手ですね。
Bossa Norah: The Bossa Nova Tribute to Norah Jones/Various Artists