Manuel Barrueco - Nylon & Steel(2001) | 全ての音は音楽か

全ての音は音楽か

色々書いたりつぶやいたり。音楽の話ばかりです。

1.Odeon
2.Beyond the Mirage
3.Azzurra
4.The Grand Passion
5.Wolvesville(an improvisation on Etude No.1 by Villa-Lobos)
6.Cavatina
7.Without Sunglasses(Sense Ulleres de Sol)
8.Northern Lights
9.Up In The Air
10.Mysteries of the Slow River
11. I Remember
12.Crow at Midnight
13.Rodeo
 
Guitar duets featuring clasical guitarist Manuel Barrueco with Al Di Meola, Steve Morse and Andy Summers.
 
Recorded and mixed September 1999 to November 2000.
With Andy: September 9 & 10, 1999
With Al: June 25 & 26, 2000
With Steve and solos: November 17 & 18, 2000
Mixed: November 19, 2000
Mastered: January 2001
 
マヌエル・バルエコのアルバムです。
 
この作品ではアル・ディ・メオラ、スティーヴ・モーズ、アンディ・サマーズの3人をゲストに迎えています。
 
全13曲のうち、1と13はマヌエルのソロ。2から4まではアルとのデュエット。5から9まではスティーヴと、10から12がアンディとのデュエットです。
 
アルとの3曲は全てアルが作曲しています。アル・ディ・メオラの世界観を強く感じる曲でどのように演奏するのか、どのように合わせるのかも気になりますが、よく構成されたであろう見事な演奏を聴く事ができます。ただ、ジャズやフュージョンのイメージやギターバトルのようなものはあまりイメージできないと思います(全曲そうだと思います)。次の5曲でデュエットしているのはスティーヴ・モーズ。最初の5曲目でいきなりエレクトリックギターが聴こえてきて驚きましたが、やはりスティーヴ・モーズだと思わせる面白い演奏だと思いました。有名なカヴァティーナに続いてエレクトリックギターで演奏される7曲目。8と9はスティーヴの作曲。アンディ・サマーズとのデュエットは前の二人に比べてよりアンサンブルのイメージ。アンディ作曲の11は物悲しく、12は不安にさせるような曲と演奏です。
 
1と13のソロを聴いてわかるように(当たり前ですけれど)物凄く上手です。ゲストたちももちろん上手です。彼らがどのようにアレンジして演奏するのかを聴いているとなかなか面白いです。
 
ロックだけでなくクラシックにも精通しているスティーヴですが、上に書いたとおり、エレクトリックギターが聴こえてきた時は驚きましたが、ミスマッチだと感じる事はありませんでした。
 
こういう企画やアイデアもなかなか面白いものですね。楽しめる作品だと思います。
 
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Nylon & Steel